【お礼】嫉妬の塊のイワノヒメ、勝手に死刑も執行しちゃったよ!
プレゼント応募・無事終了。ありがとうございました!
今回も、面白かった!知らなかった!と感想をいただき、心から感謝を
いたしております!
また、プレゼント企画のときは遠慮なく応募してくださいね!
では、今日は
石之日売命イワノヒメノミコト
イワノヒメは仁徳天皇の皇后。磐之媛命とも書きます。
父は葛城氏の祖・葛城襲津彦、祖父は応神、仁徳など歴代天皇の
側近・建内宿禰大臣←お札にもなった有名人でしたよね!
1.大変な焼き餅焼き、嫉妬深さで有名
2.仁徳が浮気したため、家出する
3.臣下の不正を、勝手に死刑。にしちゃった
など、気性の荒さが目立つ姫です。
1. まずはモノスゴイ嫉妬深さ。
これは黒日売(クロヒメ)のエピソードによく表れています。
仁徳天皇お気に入りの妃の一人、クロヒメは、皇后イワノヒメの嫉妬が怖くってオウチに帰ってしまいます。
それを嘆いた仁徳天皇の歌を知り、皇后イワノはさらに激怒、船で帰郷するクロヒメを差し止め、徒歩での帰郷を命じました。これも2/22参照!
2. 夫の浮気に激怒したイワノヒメは家出した。
本妻であるイワノヒメが旅行に出た途端に仁徳は鬼の居ぬ間に、と、
八田若郎女ヤタノヒメミコと情事。
これを聞きつけたイワノが「小癪なまね、してくれたな!」と
当てつけに家出。これも昨日書いてます↑2/23
仁徳天皇、困り果てて使者を派遣したり、歌を届けて機嫌取りをします。
3. 極めつけはイワノヒメの政治力。勝手に死刑!
仁徳天皇が求愛した異母妹・女鳥王メドリが仁徳天皇を拒絶して、
両者の異母兄弟である速総別王ハヤブサワケノミコトと結婚、
夫婦で仁徳天皇に反旗を翻したけど、この反乱は失敗するの。
ハヤブサ・メドリの夫婦は討死。
この討伐軍を率いていた将軍が、メドリの死骸から腕飾りを奪い、
それを
妻に与えたのを知ったイワノヒメは、この将軍を死刑にします。
これだけ烈女ぶりを発揮した、と書かれているのは古事記にも
ソレナリの意図があるの。
こういう烈女だったから仁徳天皇は我慢したんだ・・・だけど死んだあとはイイよね?という前振り・・・
悪役キャラを一手に引き受けた、それはそれですごい事!
白雪姫に毒リンゴ渡す役の魔女。」そういう、みんなに嫌われるキャラ
それでも、古事記には必要な神様なの!
まぁ、それだから神々は面白いワケなんですよね!
では、続きはまた。