アイカツ!を好きな理由

アイカツ!とは

簡単に説明すると、主人公の星宮いちごが一般人からアイドル学校スターライト学園に編入してトップアイドルを目指しながら仲間たちと切磋琢磨する物語です。

私がアイカツ!と出会ったのは1期エンディングの映像と曲でした。

本来低年齢層向けのコンテンツではあるのですが、楽曲のクオリティがとても高いです。アイカツ!(無印)楽曲はアイドルマスター関連の楽曲なども手掛けるMONACAというバンダイナムコに縁のある楽曲制作集団が担当していることが多いです。

描かれているもの

アニメで描かれているものについてですが、アイカツ!はよく少年漫画のようだと言われます。友情・努力・勝利のまさにそれなのです。
作中でセルフプロデュースという言葉がよく出てきますが、この世界ではアイドルは自分自身で輝かなければなりません。そこで仲間と切磋琢磨する要素が出てきます。ですがその仲間は仲間でありながらも共に高め合うライバルです。何故なら団体戦ではないからです。ユニットもありますが基本的にはソロ。個人の戦いなのです。
そのライバルたちですが、低年齢向けIPということもあり卑怯な手を使うような悪者は一切出てきません。見ていて悪い思いをするような事がなく、精神衛生上とても良い作品となっています。
アイカツ!は2012年にアニメが始まり無印は全178話と息の長いコンテンツなので作中でも世代交代が行われてきました。そのたびにきちんとバトンを受け継いでいく姿は涙なしでは見れません。

私に刺さったところ

楽曲から入ったので曲が好きであることは言わずもがな、先程書いた「世代交代」が刺さったものの一つとして挙げられます。
他の記事でも書いているのですが、私は儚さを感じるコンテンツが好きです。
メインキャラクターはアイドル学校の生徒であり、そこにスポットが当てられている本作。キャラクターの成長を描いてはいるのですが、まず学校という枠が存在し、その固定された枠の中で展開される物語です。
枠をはずれる。つまり卒業すると出番がなくなるというわけではないですが、主人公としての見方ではなく殿堂入りのような扱いになります。
場所で切り抜かれた窓枠から見える時間。それに加えて少年漫画のようなアツい展開もあり、命を燃やしているような儚さも感じます。
それだけではありません。崖をよじ登ったり、大木を斧で切り倒したりなど個性的なギャグ?演出や、辛い選択、困難などを乗り越える感動などもあり、アイスブレイクと熱い展開、そして感動が見事に調和した作品です。
そういったところが好きな理由なのかなと思います。

見るか否か

アイカツ!全178話+映画3話、アイカツスターズ!全100話+映画1話、アイカツフレンズ!全76話、アイカツオンパレード全25話ととてもボリュームの大きいコンテンツなのと、低年齢層向けコンテンツなので、あまり前のめりにおすすめはしません。ですが、普通の深夜アニメに飽きた方であったり、精神衛生に良いコンテンツに手を出してみたいと思った方にはおすすめです。
ちなみに私が一番最初に見てほしいのはアイカツ!の劇場版1作目です。

アニメ本編の話数が多い弊害として、展開がなかなか進まないということがあります。ですが劇場版ではキャラクターそれぞれの紹介なども兼ねているのと、ある程度進んだところから見ることができるためおすすめです。
劇場版から入って1話から見始める方も多いと聞きます。
まず空気感を感じてみたい方は劇場版をどうぞ。

締め

侮るなかれ、低年齢層向けコンテンツ。
人格の基礎を作る大事な時期向けだからこそ、大人も感動できる作品。

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