国家資格キャリアコンサルタント試験

国家資格キャリアコンサルタント試験


国家資格キャリアコンサルタントの試験はちょっと変わっていて
二つの団体が主催をしている。
つまり同じ資格名なのに、問題が二つ存在するという変な資格。

その試験の成り立ちがあるから致し方ないというところではあるが、受験をする人にしてみたら、どちらの団体で受験をしたら良いのか迷うところです。
内容的にも大きく違うのでとても悩ましい。
しかし、この試験を受ける人は大概はその養成講座を受講してから受験をするので、養成講座でどちらの団体で受験をするのかが大体決まります。

もうそこからして迷ってしまうというのが正直なところ。
だからこそですが、試験の合格のための講座もたくさん行われています。


なんのために試験合格を商売にしているのか?

SNSを見ていると、合格するための講座がいくつも出てきます。
よく見るのが、面接試験の評価、オールA
正しい勉強方法とは?
先輩に学ぶ効率的な勉強法

そんなアホのような謳い文句
よく考えてみてください。
学科試験ならまだしも、面接試験はクライエントによって展開が変わります。
同じケースでも、演じる人によって方向性が大きく変わる。
これ、ケースじゃなくても当たり前のことです。
カウンセリングはカウンセラーによって方向が変わる。
だからこそ、しっかりした理論や考え方を持ってクライエントに対峙になければならないものです。

なので合格させる手段は人それぞれ
というか、そんな方法はないんです。

そんな試験を商売にしている人
きっと自分のカウンセリングに自信がないのだと思います。
だから試験を商売道具にしている。
カウンセリングをしっかり行っているのなら、そこを商売にはしませんよね?

試験を商売にしている方で、それでしか商売にならない人はとっても薄い。
試験対策をするなら、1級を持っている人です。
キャリコンの1級は指導者レベル。
はっきりとそう謳われています。
国家資格や2級の方はロープレの練習相手にしかなりません。
しかも的確なフィードバックが出来ることは1mmもありません。

そもそも、試験に1度くらいしか受験していないのに、何がわかるのでしょうか?
先ほどのオールAの方、当然ですが受験回数は1回ですよね?


試験はこんな流れ?


試験に関係する方は自分が試験員だと口外出来ません。
当然です。国家試験です。
クライエント役の方も自分はクライエント役やっていますって口外出来ません。
とはいえ、私もこの業界が長いので、試験員の知り合いがいます。
本来は試験員であることも他の人に言ってはいけないそうです。

その方に聞いた試験の流れはこんな感じです。
試験内容ではないですし、試験を受ければみなさんわかることなのでということで聞きました。(面接試験の流れです)

1.受付の時間に合わせて試験会場へ
自分の受付時間は受験票に記載があります。それ以外の時間だと受け付けてくれません。近くで待機です。
これはその前の時間に受ける方の説明を行っているので、会場がないからです。

2.受験者待合室で待つ
学校形式で机と椅子が並んでいます。
基本前から座るように指示されます。
何か言われるとかはないので、前から詰めて座ります。

3.試験説明委員の方からの説明
試験説明委員という方がいて、その方から詳細の説明がなされます。
ここで二つの団体によって違いがあるようです。

4.順番に名前を呼ばれて、廊下に移動
受験順に名前を呼ばれて、廊下に並びます。
ここで誘導担当の方から名前を確認確認され、試験室に誘導されます。
場合によっては別のフロワーに移動することもあるので、エレベーターで移動になります。

5.試験室で待ちます
各試験室に案内されます。
ここで、クライエント役の方に引き継がれます。
ここで大きなポイント
大学生のクライエント役という話もありますが、それはないです。
クライエント役は基本その団体の方、つまりJCDAならその会員です。
大学生ということはほぼなしです。
最近はクライエント役の方も高齢化が進んでいるようで、50代の方が大半です。
クライエント役とちょっと挨拶をして、椅子に座って時間まで待ちます。

時間になると試験員が手を挙げ、担当のクライエント役の人たちが入室の確認を行います。
そして入室

6.試験開始
クライエント役の方に誘導され試験室に入ったら、あとは試験員の指示に従うことになります。

ざっとこんな流れです。
さっきポイントとして書きましたが、クライエント役は大体6パターンだそうです。
女性3パターン、男性3パターン
年齢構成的に30歳代、45歳以上、55歳以上
こんなパターンです。
30歳代なら仕事で行き詰まっている
45歳くらいなら働き方
55歳くらいならセカンドキャリアや親の介護問題
そんなところが容易に想像できるのではないかと思います。
当日にならないと、そんなことわかりません。
それを想定したところで意味はありません。

国家資格キャリアコンサルタント試験
結構合格率が高い、とはいえやはり面接試験はとっても緊張します。
自分がカウンセリングを行っているのを目の前で見られて、評価される。
誰でも緊張します。
でも、緊張しているって段階で、自分に矢印が向いているということです。
試験であろうが、目の前に悩みを持っている人がいる。その人がどうして悩んでいるのか、そこがポイントです。

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