私はずっと思っていることがあった。

学生の時、仲が良かった友達が言った言葉に衝撃を受けて、以来30年以上自分もそうだと信じ込んでいた。

その言葉は、「親友は作らない、居ない」ということ。

その友達は、親友って限定するとそれ以外の友達は嫌な気持ちにならないか?でもみんな親友って言うのはちょっと違う。だから俺は親友を作らない。

まぁ確かにそうかもねって話。

それを私も良いなって思って、かっこいいなって思って、自分もそうなりたいって思って、ずっとそうしていた。

だけならまだ良かったのかもしれない。


そんな思いが私に入ってきて、強くなり過ぎたようで、その結果

「親友は作らない=他人を受け容れない」

そんな人間になっていたようだ。


私の仕事はカウンセラーという仕事。

だから、クライエントとはある一定の距離を保つことは大切だし、「人を受け容れない」というのはカウンセラーという仕事柄からすると、もしかしたら良いのかもしれない。


これまでの私は、少しでも自分と違う考えや同業の方や、私の考えと違う考えを持っている人に対して、心の中でとっても攻撃的に感じていた。

その人が少しでも周囲からチヤホヤされようものなら、積極的にブロックしていた。


最近、どんなきっかけがあったのかはっきりわからないけど、徹底的に自分を振り返る。いわゆる自己分析を徹底的に行ったからなのか、これまで少し嫌だなとか、嫌だなって感じていた人が逆に大好きになってきている。

アンチということに近いのかもしれない。


その人の言動が、ポストがとても好きになり、今までだったらスルーしていたのにしっかり返信なんかしていたりして。

先日は、その中の代表的な方と個人的にセッションをする機会があって、これまでの自分を素直に全て話をすることが出来た。その方は予想通りにそんなに批判的に思っていてくれたことに逆に感謝します。もっと厳しいフィードバックしてください。あなたのことはわかっていますということをおっしゃっていただきました。そんなことを言われるなんて思ってもいなくって、うるうるしていました。

お話をしていくうちに、心のおもりがすーっと落ちていくことを感じたんです。

あーこれがカウンセリングの素晴らしいことだということを感じました。昔CDAの資格を受験をする時に、一度しっかりと自分自身がカウンセリングを受けたことがあって、その時カウンセリングとはこういうことかという衝撃を受けて、その時と同じ快感だったんです。

人に話を聴いてもらう、自己開示をする、自分自身深く内省する。それによって、自分でも想像していない自分が出てくる。そして自己認識して前に進める。これがカウンセリングなんです。

人と話をする時、言おうか言うまいか考えている時ってあると思うんです。

それをカウンセラーが扉を開いてくれる。こんな力があるカウンセラーっていいなって思います。


そんな現在の私は、この何十年、感情を表に出さないこともずっと意識していました。常に感情はローフラット。

これもかっこいいよな〜なんてつまらないことでかっこつけているつもりでやっていました。

でも、そんなことはもう辞めて、自分自身を全面に出していきます。

私なりのコミュニケーションの取り方を出していきます。


今、コミュニケーションについてコンテンツを作成しています。

自分自身の振り返りにもなっています。

私自身キャリアカウンセラーなのに、コミュニケーションが苦手でした。

実は今でも少し苦手意識があって、人に話しかけるのが特に苦手です。聞かなければならないこと、聞いてもなにも問題がないこと、むしろ聞くことが当たり前と思われることも聞けない時があります。

コミュニケーションの取り方は人それぞれ。

たくさん話をすることも、聞くことに徹することもその人なりのコミュニケーションの取り方。正解でも不正解でもありません。

そんな私の人生の目的は、ずっと苦手だったコミュニケーションを、言葉を遣って楽に取れるようになる。それが私の看板です。

そんなふうに、思ったらとても生きることが楽しく、楽になりました。


コンテンツをどのように活かすのか?

私の人生の目的なので、大きく広めていきます。

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