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宇宙医学とは

宇宙医学という言葉を知っていますか?

その名の通り、宇宙空間における医学のことです。

それでは、宇宙空間と地上とではどう違うのでしょうか?

おそらく、多くの方は、無重力状態、真空状態を思い浮かぶのではないでしょうか。

確かに、その二つは宇宙空間と地上における最も大きな違いです。

しかし、それだけではありません。他にも様々な点で異なっています。

例えば、宇宙では、宇宙放射線というものが飛び交っています。宇宙放射線の被ばく線量が一定水準を超えてしまうと、癌や白内障といった病気になってしまう恐れがあります。

他にも、宇宙空間には、生身で生存することはできないので、ISS(国際宇宙ステーション)などの限られたスペースで生活しなければなりません。

閉鎖空間で長期間暮らしていると、かなりのストレスがかかってきます。ストレス耐性の強い宇宙飛行士でさえ、精神的に病んでしまうことがあります。

このように、宇宙空間と地上とでは、様々な点で異なっています。こういった違いによる影響を研究し、治療法などを考えていく学問が宇宙医学です。

今後、月面宇宙開発や宇宙旅行などで宇宙空間に行く人の数はどんどん増えていくでしょう。

宇宙医学は人類がこれから宇宙に進出していくために必要な分野なのです。

これから、具体的に宇宙における医療についてみていきたいと思います。









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