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《心なき召喚》のすゝめ

どうも。皆さんMTGやってますか?

私は限られたデータ通信量の中で頑張ってMOやってます。


よくTwitterで気になるカードの利用法を考えてるわたくしですが、今回は皆さんに私がMOで昔から使用しているカードを布教していきたいと思います。

そのカードがこちら、《心なき召喚》

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今回はこいつの魅力について具体的に語っていきます。

《心なき召喚》の性質

《心なき召喚》をわかりやすく説明すると、「生物のサイズを一回り下げる代わりにコストを二回り下げますよー」というカード。単純ですが中々深いものです。

当然、適当なデッキに放り込んで使って強いカードではありませんが、キチンと向き不向きを理解して使用することでとんでもない力を発揮します。


有効なクリーチャーを選ぶ

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①《死の影》のような「マナコストに無色マナが少ないクリーチャー」はあまり向いていません。最大の恩恵が受けれるように、マナコストに無色マナが多い生物を選びましょう。


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②《水深の魔道士》のようなじわじわとサイズが上がっていくタイプでタフネス1のクリーチャーは向いていません。恩恵はありますが、場に出た瞬間即お陀仏です。


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③ただし、《ネクラタル》のようなCIP能力、PIG能力にサイズが犠牲になっているタイプのクリーチャーは別です。即死しますがソーサリーのような感覚で使用することができます。


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④トークンを出すカードは不向きです。横に並ぶ分《心なき召喚》の-1/-1修正が重くのしかかります。

《ゼンディカーの報復者》はサイズがそちらに奪われているのでその影響が顕著です。ただし、ほかのクリーチャーが死亡した際に誘発をするカードとのコンボを狙うならば話は別ですが・・・


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⑤マナレシオが非常にいい(サイズに対してコストが軽い)代わりに何かしら制限があるカードは相性がいいです。

中でも《マイアの超越種》は最高のカードです。0マナ4/5となりますので存分に力を発揮するでしょう。


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⑥何回かに分けてクリーチャーを唱えるクリーチャーは大変相性がいいです。

《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》は(B)(B)で場に出つつ、相手のクリーチャー・カードを2マナ軽く唱えることができます。(当然、色マナは軽減できませんのであしからず)


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⑦代替コスト、追加コストがあるクリーチャーは相性がいいです

《老いたる深海鬼》は現出コストで生贄にしたクリーチャーの分+心なき召喚の分と2度に渡り、軽量化されますので大抵(U)(U)で唱えることができます。


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⑧ただし、代替コストのような起動能力は恩恵を一切受けられないので避けましょう

《静風の日暮》をはじめとした忍者の忍術は起動能力であり、唱えてはいないので《心なき召喚》の恩恵は受けられません。


《心なき召喚》の弱点

ここまでは《心なき召喚》デッキでのクリーチャーの選び方を学びましたが、ここからは《心なき召喚》デッキを組むうえで陥りがちな弱点を挙げていきます。


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①《心なき召喚》への依存度が高すぎて《心なき召喚》を引けなくて死

大変ありがちです。アリすぎて蟻になります。

この手の1枚のカードの性質に頼りきりなデッキの場合、どうしても起こりがちですが、ならば確実に引けるようにすればいいのです。

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例えば変成カード。特に《交錯の混乱》は引けた後でも《心なき召喚》を守るカードにもなり、よく採用されています。


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《類似の金床》はコストダウン目的の場合、一緒に採用されることがしばしばあります。1マナ重く、手札を消費しますが、サイズはそのままという点は明確な利点です。《湖に潜む者、エムリー》で拾うこともできますので併せて採用したいですね。


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②1マナアクションがないので動きが遅い。

《心なき召喚》は2マナです。そのうえ恩恵を受けやすいカードも2マナ~3マナ以上となってしまいます。その為、大抵1マナアクションが減ってしまい、序盤が大変もっさりします。

せっかく1マナが開いているなら確実に《心なき召喚》を通すために、1マナハンデスを採用しましょう。これでコンボやアグロに好き放題されてしまった・・・、2ターン目に構えられて《心なき召喚》が通らなかった・・・なーんてことも減るはず。


デッキタイプについて

《心なき召喚》については語れたと思いますが、じゃあ《心なき召喚》を使ったデッキはどういうものがあるの?と思う頃だと思いますのでそこについて説明します。


①《ヘイヴングルの死者》型

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《心なき召喚》が登場したイニストラードブロック期に主流だった形になります。《ヘイヴングルの死者》は1マナで墓地の生物の起動能力を得るとともに、唱えることができるようになります。この能力を使って、アドバンテージ・・・もしくは無限ループを形成して勝利します。

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マナこそ増えませんが、マイアの月帯びは無限に出し入れすることができます。戦場に出たときや死亡時の誘発能力を持つ生物が横にいれば、無限ループさせることも容易です。

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《熟考漂い》はキーパーツを引き込むとともに《ヘイヴングルの死者》がいれば、何度も想起コストで使いまわすことができます。


②高速アグロ型

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《マイアの超越種》など0マナで唱えられる生物をひたすら連打し、一気にひき潰すデッキです。

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《朽ちゆくレギサウルス》や《狼の試作機》なんかも選択肢になります。相互とも相性がいいのでこれまた噛み合います。

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カルドハイムで登場した《死の神、イーガン》は最高です。《心なき召喚》デッキに欠けていた1マナアクションを備えつつ、表面も《心なき召喚》と噛み合っています。維持コストも《朽ちゆくレギサウルス》が用意するので割と生き延びます。


まだまだ語り尽くせない《心なき召喚》

さて、ここまで《心なき召喚》について語ってきました。

《心なき召喚》と相性のいいクリーチャーについて羅列していこうと思いましたが、これ以上は長くなりすぎてしまうので、申し訳ありませんが、次の記事で。

今回の記事で少しでも《心なき召喚》に興味を持ってくださった方は、ぜひとも組んでみてください。

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