デッキ構築について(パイオニアファイアーズ)
こんにちは。
パイオニアやってますか。
私は最近組みました。ファイアーズです。
その上でデッキ構築について色々Twitter(現:X)でだらだらツイート(現:投稿)していたのですが、なんだか備忘録ついでにnoteにまとめたくなったのでまとめさせていただきます。
ちょいちょい「どういう考えでデッキ構築してるのか」とか聞かれることもあるのでその辺の回答になるかと思います。
1.動機
「ファイアーズ組みてぇなぁ~~~~でもモダンだと微妙だよなぁ~~~~。パイオニアなら行けるかなぁ~~~~~~。」
これが動機です。残念ながら。
それでパイオニアにファイアーズあるんかなぁとか思って〇れる屋デッキ 検索で調べてみたら「赤緑ビートダウン」というくくりで結構あるんですね。(明確にファイアーズって感じではありませんが)
2.ファイアーズとは?
要は「マナレシオが優秀なクリーチャーに速攻を持たせてぶん殴る」デッキのようです。
ついでに言えば、過去のデッキリストを見るに「火力で補助しながらクリーチャーで殴って勝つ」を信条としたステロイドの要素が強いようです。
キーカードとなるのはざっくり
①《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》
②《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》を2ターン目に展開するための1マナクリーチャー8枚
③3~5マナのマナレシオが優秀なクリーチャー
④補助的な火力
ではその観点で見ていきましょう。
3.パイオニアの《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》
パイオニアに《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》ってどんだけあるんだろうなぁ~と思いまずはいろいろ検索しました。
まぁ結構いろいろあるんですね。
メリットデメリット含めて紹介していきます。(都合上3マナエンチャントに絞ります。)
(1) 《ティムールの隆盛/Temur Ascendancy》
メリット
①トークンを問わず、すべてのクリーチャーに速攻を与える。
②パワー4以上のクリーチャーが出ればその数ドロー出来る。
③重ねて設置すれば大量ドローが期待できる
デメリット
①色拘束がキツく、3ターン設置が現実的じゃない
②置いたターン何もしないテンポロスがある
後続確保に向いており、トークンでも走れるのが魅力です。
ただ、色拘束がキツいのに置いたターンに何もしないのは本当にしんどいと思います。
あとファイアーズで後続確保って実はそんなに重要じゃないという点もやや足を引っ張りますか・・・
(2) 《野生の律動/Rhythm of the Wild》
メリット
①打ち消されないので青に対して暴力的な強さを誇る。
②暴動なので速攻クリーチャーでもメリットを享受できる。
デメリット
①トークンは対象外なので、ファイアーズ特有の《はじける子嚢/Saproling Burst》から1ショットのような動きはできない。
②置いたターンはやはりなにもできない。
(3) 《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》
メリット
①強化しつつ、速攻を持たせられるのでおおよそ2マナ分得できる。
②ある程度自己完結しているので改善済のクリーチャーを採用する必要性は薄め。
③起動能力で置いたターンもクリーチャーの強化が可能。
デメリット
①強化回数が限られている。
②使いきった後は改善クリーチャーしか速攻を持てない。
この3つが候補となります。
中でも注目すべきは《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》で、これは自前で強化しつつ速攻を付与できるため、他より強力なムーブをすることが可能です。
また、置いたターンも1マナクリーチャーを強化して次ターン以降の打点確保すら容易です。
パイオニアでは《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》を中心に構築するのがよさそうです。
4.マナクリーチャー
マナクリーチャーは色々候補がありますが、基本的には安定してマナが埋める《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と《エルフの神秘家/Elvish Mystic》が採用されます。
ここについては新たに考察は必要ないかと思います。
5.3~5マナのマナレシオが優秀なクリーチャー
こちらは諸説あって無限に語れます。
かなり構築者の性格が出る部分ではありますが、今回は一部をご紹介します。
(1) 《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
パイオニアステロイドの代名詞とでもいえるカード。
前述の1マナクリーチャー2種類がちょうど1/1なので殴りに行けるのが大変よろしい。
《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》視点で見ても、前ターンに《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》で1マナクリーチャー強化しても4マナクリーチャーとして出来事と当事者を唱えて殴れるので、そこまで気にする必要はないと思います。(除去握ってそうな場合は別)
2ターン目《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》から3ターン目に6/6速攻で走りこんでくるのは普通に対処必須なので十分に脅威になりえます。
こちら採用しない理由はあまりないのでとりあえず4枚入れておきましょう。
(2) 《ふくれた汚染者/Bloated Contaminator》
最近にクリーチャーのヤバさを体感できるカード。3マナに詰め込み過ぎている。
能力も飾りではなく、トランプルでチャンプを許さず、毒性でロングゲームも認めず、増殖で実質毒性2として使用できる。なんで3マナなの?
《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》ではもっとヤバく、3マナ5/5で突っ走りつつ、《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》の+1/+1カウンターと自分の+1/+1カウンター、毒カウンターを増やして返しのターン7/7で殴れます。は?
《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》を使用して採用しない理由も特にないので問答無用で4枚採用しましょう。
(3) 《砕骨の巨人/Bonecrusher Giant》
令和の《暴行+殴打/Assault+Battery》とでもいうべきカード。パイオニアの火力がだらしねぇので、《踏みつけ/Stomp》側も十分お世話になります。 1枚でステロイドしてるのが大変よろしい上、《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》下では3マナ5/4速攻疑似除去耐性が弱いわけもなく、4枚採用は疑いようがありません。
(4) 《進化したスパイノダーム/Evolved Spinoderm》
ファイアーズの代名詞、《ブラストダーム/Blastoderm》が帰ってきた!
ブラストダーム使いが皆冗談で「呪禁のダーム来ねぇかな」と舐めた発言してたら本当に来ました。
基本的には《ブラストダーム/Blastoderm》と同じ運用でいいのですが、油カウンターが2個になると呪禁が消えてしまうので、除去が濃いデッキだと思ったより生き延びてくれない。
しかし《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》下では素で速攻が持てる上、呪禁のおかげで安定して7/7までサイズアップが可能。
トランプルに切り替わるころには8/8で殴りに行けるといった具合。非常に噛み合ってます。
4枚採用も考慮されますが、割と個人差が出る枠かと思います。
(5) 《結ばれた者、ハラナとアレイナ/Halana and Alena, Partners》
4マナ2/3とマナレシオ悪くね?と思うかもしれませんが、なんとこいつら、自身のパワー分味方の強化をすることが可能。
なので《活力の温泉/Invigorating Hot Spring》下では、味方に+1/+1カウンターを3個乗せることが可能。横のマナエルフが4/4になります。ただし、自分には載せられないので注意。
単品では仕事をしないうえ、伝説の生物である為、採用枚数は2~3枚になるのがメジャーな模様。
(6) 《ヴォルダーレンの興奮探し/Voldaren Thrillseeker》
賛助2持ちの《投げ飛ばし/Fling》内蔵生物。賛助によって味方に《投げ飛ばし/Fling》能力を付与することが可能。
これがそんなに強いのか?と思うかもしれませんが、動いてみると
4ターン目に《ふくれた汚染者/Bloated Contaminator》とこれで18点出したり、
横の1/1が潰されて動けない 《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》を膨れさせて動けるようにしたり(その後、無慈悲に投げ飛ばされる野獣くん)、
《結ばれた者、ハラナとアレイナ/Halana and Alena, Partners》に賛助してエグい量の+1/+1カウンターをもらったり、結構デッキにシナジーがあります。
キルターンを早めつつ、火力として運用もできるので個人的には4枚入れたいカードです。
以降は基本自由枠だと思います。それはまた別記事で・・・
6.補助的な火力
ありません。
パイオニアの『汎用火力』は全体的にだらしないので生物で押し切る形になってしまいます。
どれだけだらしないのかというと、バーンが大真面目に《稲妻の一撃/Lightning Strike》を採用するレベルです。
なので《栄光をもたらすもの/Glorybringer》や《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》のような火力内蔵生物に頼ることになります。
多分ファイアーズがいまいち話題にならないのは、この辺りが問題なのかとおもいます。(エアプ並感)
7.まとめ
こんな感じで私が構築する場合、
①コンセプトを知る
②コンセプトに沿ったカードをひたすら探す
③晴れのデッキ検索などで結果を出したリストを参考にしつつクリーチャーを選定。
④電波を放り込む
といった具合で進めていきます。
今回ご紹介したファイアーズはデッキパワーは感じるものの、若干パイオニアの不自由さを感じるものとなっております。
3点くらいで汎用火力が来ればもうちょい戦えると思うんですよね。エルドレインの森の分割赤緑はちょっとファイアーズ向きではなさそう。
今度は自由選択になりそうなファイアーズ生物をご紹介できればと思います。(保証なし)
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