第1回 草タイタン
読者の皆様、こんばんは。
先日、Twitterで以下のハッシュタグで記事のネタを募った。
いかにも碌なことにならなそうなタグであるが、14人の方々から褒めちぎってほしいとの要望があった。返信いただいた方、本当にありがとうございます。
記念すべき第1回はこちら。
まぁ知ってた。(全知)
カード解説
《草タイタン/Phytotitan》。緑の6マナでありながら7/2と非常にアンバランスなスタッツを持つ。基本セット2015のレアカード。
勿論バニラではなく、死亡したらアップキープ開始時に戦場に戻る自動蘇生持ちである。
しかしながら世間一般的には、「回避能力がない」「熊に相討ちされる」「アンタップで帰ってこい」「甲麟様のタフネスの3分の1とか弱い」などと酷評されている。
本当にそうだろうか?そこで、《草タイタン》の特徴を見ていこう。
特徴
《草タイタン》には以下の特徴がある。
長所
①マナコストに対してパワーが高い
これは高タフネスの生物とも相討ちが取りやすいというメリットがある。
また、パワーが7なので《サルカンの封印破り/Sarkhan's Unsealing》で全体除去も可能である。
②コスト不要の自己蘇生
アップキープ開始時になれば、コスト無しで自己蘇生ができる。戦場にいなければならない為、ただ墓地に送るだけでは無意味だが、《御霊の足跡》のような一時的なリアニメイト呪文で一度戦場に出してしまえば問題なく帰ってくる。抜け穴は多い。
③安い
大事である。初心者や新規参入者は非常に金銭事情に困っている。であれば、《草タイタン》はそういった層にピッタリといえるだろう。
短所
・蘇生がタップインなので戦闘参加に時間がかかる
コスト無しの蘇生の代償でタップインである為、毎ターンクソデカチャンプブロッカーにすることはできない。まぁこればっかりは仕方ない。ただし、戦場には出るので即コストにすることは可能である。そういった方面で考えていこう。
・回避能力がない
高いパワーを生かせるトランプルがないのだ。まぁそんなもん持ってたら6マナじゃすまないだろうしこれもまぁ妥当といえば妥当。どうせ戦闘で活躍させる気はないので些細な問題だ。
・タフネスが2なので戦闘に参加してもすぐ死亡する
これマジ?パワーに対してタフネスが低すぎだろ・・・。
だがここは一見デメリットに見えるが、タフネス2という極端さのおかげで《護衛募集員》でサーチすることができる。
サーチしやすいというのは明確なメリットだろう。EDHとかレガシーでしか使えないというデメリットは些細なものだ。
運用
実は既に前任者がいる。「草タイタンの人」ことT-JIROさんが《よりよい品物》を使って草タイタンをドローソースにしている。是非その目で確認していただきたい。
毎ターン0マナで7枚ドロー3枚ディスカード!これならタップインのデメリットも帳消しにできる。《草タイタン》ならではの運用だ。
似たようなところで言うなら、《狂気の祭壇》も相性がいい。
自分に撃って墓地肥やしや《タッサの神託者》での勝利を目指すもよし
相手に撃ってライブラリーアウトを目指すもよしである。なんならせっかくの青なので、《逆説のもや》で効率を倍にしてもいい。信心も増えて特殊勝利がより狙いやすいはずだ。
その際、《伏魔殿》があればそのまま勝ててしまうことすらあるだろう。
戦闘で活躍できないのか?と思うかもしれないが、うってつけのカードもある。《熱いスープ》である。
相討ちされやすいタフネスはブロックされないことで回避。
除去されやすくなる能力は自己蘇生で軽減。
装備品なので再装備も可能である。(すごいなMTGWiki)
おわりに
以上となる。
私としては《草タイタン》の魅力を存分に解説したと思っている。
最初から結構きついなー思ってたものの、結構《草タイタン》自体が面白い性能をしていたので案外スラスラと書けてしまった。実際、面白い挙動のカードの入門編としてはかなりオススメである。
是非皆さんも《草タイタン》を使ってデッキを組んでみてほしい。
さて、次回はこちら
チョイスが優しさにあふれる
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