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手作り餃子

 子供たちが小さかった頃は、家族みんなでわいわい餃子を作ったものでした。餃子の餡を皮に乗せ、ヒダを取って包んで、ホットプレートに並べて焼いて、出来上がった餃子をパクパク食べながら、「これは○○ちゃんの作ったやつだね!」とか、「餡がはみ出してるよー!」とか言いながら食卓を囲んだことが遥か昔のことなのに、昨日のことのように鮮やかに思い出されます。
 冷凍食品の餃子も日ごとに進化していて、作るよりリーズナブルだったりするし、職人さんが作った生餃子は焼くだけで本格餃子を堪能出来るので、子供たちが成長してからは、手作り餃子を作ることも無くなりました。
 子供たちがそれぞれ独立して老夫婦二人暮らしになったタイミングでコロナパンデミックのおうち時間だったこともあり、丁寧な食生活を心掛けるようになって、在職中は出来合いのもので済ませていたのを手作りするようになりましたが、依然として餃子は冷凍食品か生餃子、作ろうなんて思いもよらなかった。のに!
 生協カタログの餃子の皮を見つけたら、久しぶりに作ってみようかななんて思ってしまったのです。餡を作って、餃子の皮に餡を乗せて、ヒダを取りながら包む。仕事が休みだった夫も駆り出して夫婦でひたすら餃子を包みながらの昔話。餃子を家族で作っていた頃は小中学生だった子供たちは、今や子持ちの親になり、私たちはすっかり老夫婦になりました。そんな時の流れをしみじみしながら、包む餃子は久しぶり過ぎて包み方を忘れてましたが、最後の方になってようやく餃子らしく包めるようになりました。
 餃子は昔そうしていたように、ホットプレートで焼くことにしました。なかなか上手く焼けたかも?

みまからとの相性も良かったです。

 誠に美味しゅうございました。


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