見出し画像

天才の秘密。

連休中に急遽、思い立ち福島県にある諸橋近代美術館に行ってきました。
ここはアジアで唯一、サルバドール・ダリの作品を常設展示している美術館です。

雪深い山奥に位置しているため、毎年11月ごろから翌年の4月くらいまで冬期休館に入る…という珍しいスタイルの美術館でもあります。
毎年、美術館の開館期間を前半と後半に分け、常設展示プラス面白い企画展という構成で国内外の作品のほか所蔵しているコレクション等を公開してくれます。

前半の企画展は「生誕120周年 サルバドール・ダリ 天才の秘密」
シュルレアリスム宣言からちょうど100年、ダリ先生は生誕120周年
ということで、世界各国でイベントが開催されているとか、いないとか。

世界屈指のダリ・コレクションを所蔵する諸橋近代美術館。
ダリ先生といえば、髭が天に向かって突き上がっているちょっと変わったおじさんであり、シュルレアリスト。
しかし
華やかに見える芸術家ダリの鎧を脱ぎ捨てたあとに現れる「人間・ダリ」は複雑な幼少期を送り、繊細で傷つきやすいという一面もありました。

その内面を探り「世界中で愛されているダリがいかなる芸術家であったのか」をテーマに掲げ、ダリの作品を中心にミロやマグリットなどの作品も展示し、ダリの多様な側面を明らかにしていく…という企画展です。
これは行くしかない!!

三連休だったので、いつもより混雑している感じもありましたが
存分にダリ先生の作品を満喫することができました。

私たち夫婦の影響で、幼いころから美術館に出入りさせられている我が子たち。諸橋近代美術館は何回もお邪魔しているので慣れたもんです笑。

子どもにも優しいのがこの美術館の良いところ。
今回は入口にシルエットクイズが用意してあって
「どこに隠れているかな!?」と巧みに子どもの興味をそそるいざないが笑。
「あった!!」と大興奮でした。

頭にロブスター乗っけていたり、パン乗せていたり、ハイヒールに何かくっつけていたり。
出てくる作品が奇妙なものばかりなので、子どもも「なんじゃコレは!?」の連続。最後まで飽きずに回れます。

ちなみに宇宙象ファンの我が子。
宇宙象ってこれです。

ネットより拝借。

ダリ先生が考えた、やたら足が長くて細い象さん。
背中にオベリスクが乗っております。なんかこれがお気に入りなんだわ笑。ちなみに諸橋近代美術館は立体作品で常設展示だったはず。

私の好きな作品「テトゥアンの大会戦」も久々に見ることができて大満足。とても大きな絵画で迫力があります。

ここに来ると何かが閃く気がするし、刺激があります。
東京で開催されているキリコ展に足を運びたいので
早々に「次はキリコね~!」と我が子たちに予告しておきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?