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戀。

戀。

タイトルは旧字体で書いた「恋」という字です。
常用漢字でも人名用漢字でもないので、日常生活ではあまり見かけることはないかもしれません。
下半分が「心」なのはどちらも共通ですね。

旧字体の上半分は「糸」が2つと「言」が1つで構成されています。
言葉を使って絡まりあった糸を分けようとしても簡単に分けられないことから「もつれる」「乱れる」などズルズルと引きずることを意味します。

これが下半分の「心」と合わさることにより「心を断ち切れずに惹かれること」「心が乱れること」という意味になります。漢字のつくりで恋する気持ちを表現したわけです。
今の「恋」という字よりもリアルでストレートな漢字構成ですね。

かなり昔ですが、T.M.Revolutionこと西川貴教さんが「蒼い霹靂」という曲を歌っていました。

この曲の中に「恋の中にある 死角は下心」「恋の字の中に 四画の下心」という歌詞が出てきます。
恋する気持ちに舞い上がり過ぎて相手の「下心」に気付かないということか。「心」は四画。なるほど。

ちなみに「愛の真ん中の ココロを揺さぶって」という歌詞も出てきます。確かに「愛」いう漢字は真ん中に「心」がある。
下心ではなく、正真正銘の真心ブラザーズということですな。はしゃぎすぎてる夏の子供さ。

「初戀」とか「戀煩い」とか旧字体で書いたら急に文学作品感が出ますね。ワクワクします。
とにかく今も昔も共通して言えるのは「心」が重要だということ。

自分の信念や意志はいつでも自分の中心に置いて、ブレずに生きていきたいですね。
頑固なので、自己主張だけは激しいミーアキャットです。笑
時には柔軟性も必要なのは分かっているさ。頑張るさ。


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