大人の階段、昇って降りて。
大人の階段、昇って降りて。
お風呂上がり、洗面所からドライヤーを運び、手に持った我が子。
髪を乾かすのかと思いきや、部屋中に温風をかけ始めました。
一瞬「え!?何してるん!?」と思ったけれど、満面の笑みで「お部屋をあっためてるの~。」と一言。なるほど。これは凄い。凄い世界だ。
我が子の嬉しそうな顔。そして、その感性。この子には一体どんな世界が見えているのだろう。
なんだかほっこりした瞬間でした。
ちなみに温風が「夏」で、冷風が「冬」だそうです。
ほっこりといえば、小さい頃は言葉遣いが可愛かったなぁ。
お砂場を「おなすば」と言ったり、作ってるを「くつってる」と言ったり、食べるを「ぱべる」と言ったり。
大きくなれば正しい言葉遣いを覚えていつの間にか自然に直ると思っていたので、特に訂正せずそのまま過ごしてしまいました。今ではすっかり「おしゃべりさん」の仲間入りです。笑
成長したなぁ…と思っていたら、急にワガママを言ったり。昨日は出来たことが、次の日上手くできなかったり。大人の階段、昇って降りて。そしてまた昇る。毎日、踏み台昇降運動。笑
「子どもみたいな心を持ち続けている大人」もいるけど、やはり大人は大人。酸いも甘いも知っている。そりゃ、そうだよね。大人は頭のどこかで駆け引きとか損得とかいろいろ考えちゃう。
純粋にただ真っ直ぐ、何の曇りも無く、疑うことを知らず、ただひたすら興味のあるものに向かっていく姿勢は本物の子どもには敵わない。あとお肌のツヤとハリ笑。敵わない。
子育ては大変だけど、時々凄い世界に連れて行ってもらえるから好き。
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