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心を豊かにする家具。

心を豊かにする家具。

親しくしている伝統工芸士さんに家具をリフォームしていただきました。
材料は私が実家で小さい頃から愛用していた木製のベッド。

以前はベッドとして使用していたのですが、ここ最近ほとんど使っていません。
まだまだ現役だけど、このままベッドとして置いておくには幅もとるし、ちと大きすぎる…。
でも、思い出が詰まっているから捨てたくない。

さて、どうするか。

そんな時、旦那さまが「伝統工芸士さんに相談してみよう」と提案してくれました。私はもちろん快諾。
無理を承知でお願いしたところ快く引き受けてくださいました。有難い。

全ての材料をベッドの木材で揃えることはできません。事前に工房にお邪魔し、長さや高さ、出来上がりの雰囲気を細かく相談。
一部、新たな木材を加え、ベッドの名残を絶妙な感じで残したステキナイスな長椅子が完成しました。
伝統工芸士の技術と経験とセンスで古いベッドが見事、生まれ変わりました。
匠の技。なんということでしょう。

座りやすい。体にも馴染んでる。最高の品。気に入っています。
届けてくれた職人さんに「ありがとうございました」とお伝えする時に泣きそうになってしまいました。

30年くらい愛用してきたベッド。
ステキナイスな提案が無かったら粗大ごみになっていたかもしれない。
長椅子に生まれ変わって第二の人生を。ここからまた30、40年と生活を共にしてくれるでしょう。
家の中心で、再び家族に愛される存在へ。

昔から「物には魂が宿る」と言われています。木の神様も喜んでおられるに違いない。

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