ダリとアリ_

ダリとアリ。

ダリとアリ。

今日はダリ先生のお話をひとつ。

ダリの作品によく描かれる昆虫がいます。

それはアリです。彼の代表作「記憶の固執」にも登場します。

美術館などで販売されているダリのグッズにはアリをモチーフにしたものが多数あります。

一面にアリがプリントされたハンカチ、今にも動き出しそうなアリたちが描かれた小皿やマグカップ。
これがまたリアルなんだなぁ笑。
特に食器類は来客に出したら悲鳴が聞こえてきそう笑。


アリはダリにとって死の象徴。

その理由はダリの幼少期まで遡ります。
ある日、森に出かけたダリ少年は瀕死のコウモリに群がるアリと遭遇します。それはダリ少年にとって衝撃の光景でした。

コウモリに群がる無数のアリは死を連想させ、やがて一種の恐怖となってダリ少年の心に深く刻まれました。
それは大人になっても消えることなく、アリはダリの中でその後も死の象徴として存在し続けました。


ダリはアリクイを飼っていました。
死の恐怖に打ち勝つためにアリクイを飼っていたのかなぁ。興味深いです。

小さなアリはダリに大きな影響を与え、創作意欲を刺激したわけです。
ダリの作品に登場するアリの種類を知りたかったけど、調べても分かりませんでした。


さて、ダリ先生には数々の伝説があります。
フランスパンを「リーゼント」と称して頭に乗せマスコミの前に登場してみたり、パリの凱旋門を象さんに乗って訪問したり。
トレードマークのお髭は水飴で固めていたなんて話もあります。

あと講演会に潜水服を着て登場し、酸素供給が上手くいかずに死にかけたこともあるそうで…。

もう、ダリ先生ったら。大人になってもお茶目なんだから笑。

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