「先に生きる」と書いて「先生」
「先に生きる」と書いて「先生」
学校にはいろいろな先生がいます。文字通り、生徒より先に生きている。
中には生徒に変なあだ名をつけられ、同窓会のたびに話題になる先生もいます。何十年経っても色褪せませんが、あだ名だけ鮮明に覚えてて本名が思い出せないパターン。先生ごめんなさい。
私には忘れられない先生が2人います。ひとりは中学2年生の時の担任。
私の担任だった人はとても強い女性で、若くしてご主人を亡くしたあと女手一つで2人のお子さんを育てていました。
担当教科は音楽。明るくて、声が大きくて、厳しくて、怒るとめっちゃ怖い。
夏休みに友だち数名と先生の家へ行き、お泊まり会をしたこともあります。
当時、小学生だった先生のお子さんに勉強を教え、夕食のあとは先生と夜通しカードゲーム「UNO」をやって盛り上がりました。
他にもいろいろ思い出はあるはずなのに、真っ先に脳内再生されるのはなぜかこのエピソード。
数年前、同窓会で再会した時も変わらない笑顔で「今、どうしてる?元気?」とたくさん話しかけてくれました。大好きな先生です。
もうひとりは同じく中学2年生の時、副担任でお世話になった先生です。
…というか私の思い出、中学2年生に集まりすぎ笑。
若い男の先生で、定年退職した先生の代わりに赴任してきました。担当教科は美術。
外見から服装から考え方までものすごく個性的な先生でした。着任式にもロン毛で出席。体育館がざわつきました。
当時、母校に勤務する美術教師は皆、自分の作品を学校の廊下に飾っていました。
ロン毛先生の作品は風景画とか静物デッサンではなく…予想をはるかに上回る超現実な構図で、度肝を抜かれたのを覚えています。
シュルレアリスムなのか、ホラーなのか、ロックンロールなのか。思春期の生徒には少々、刺激が強すぎました。過激すぎて校長先生から作品を別の物に変えるように…って言われてた気がする笑。
ちなみにアンディ・ウォーホルという芸術家の存在と作品を教えてくれたのはこの人。
十数年前に偶然、再会したときはトレードマークだったロン毛をバッサリ切って短髪でした。まさか髪型も怒られた?笑
2人とも卒業と共に疎遠になりましたが…元気にしてるかなぁ?
ミーアキャットは元気で、ブログやってますよ。
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