液体彫刻を撮るときのルール
もともとルールを作って撮っていたわけじゃないんですが、3年も4年も撮っていると勝手にルールみたいなものができています。
今回はそれを紹介したいと思います。
1、家の中で撮る
これはルールというよりも外に出るのがとっても苦手なので家の中で撮りたいだけです。太陽光の方が綺麗に撮れるのですが、家を出たくないです。
2、柄物の背景を使わない
背景は白か黒、シルバーを使っています。
もともとシンクで撮影していたので背景は全部シンクが写っていてシルバーでした。今は背景布を買ったので白と黒の背景が追加されています。
カラフルな背景を使うと水にも色が反射して綺麗ですが、それは水の色ではなく背景の色が綺麗なだけです。
できるだけ水単体の美しさを表現したいため、背景には色をつけず水自体に色をつける方法をとっています。
3、小物は透明か、シルバー、モノクロものを使う
柄物の背景を使わないのと同じ理由なのですが、ぼくの写真はあくまで水が主役なので小物にも背景にも目立って欲しくないため色が少ないシンプルのなものを使用しています。
ただ、水と相性が良い小物があって、それがシルバーな小物と透明な小物です。具体的に挙げると、スプーンやトングなどの食器類や、フラスコやビーカーなどの理科の実験用具です。
もともと水と密接に関係しているためか、とても相性が良く程よい存在感で水の美しさを際立たせてくれます。良きパートナー達です。名脇役。
4、自然界のものを使わない
水も小物も背景も人工物を使っています。たとえば海で波を撮ったり、綿毛に水を乗せたり、雨を撮ったりするものすごく素敵だと思います。
ぼくもそういう写真は大好きです。
ですがそれよりも無機質なものが好きなので、自然界にあるものよりも人が作った少し寂しげでシンプルで無駄のないものを使いたいです。
自然界のものを使うと水が主役じゃなくなるというのもあるかもしれません。
水単体の作品ではなく、〇〇 × 水 みたいにそれありきの水の写真になってしまうのがあんまり好きじゃないです。
また、以前Twitterでも呟いたのですが、ぼくの写真はどちらかというと夏よりも冬をイメージしていて、それに合うのが人工物なのかもしれません。
5、上記のルールはいつでも破ってよい
自分でルールを決めるとやる気がなくなってしまうため、いつルールを破っても良いと思いながらゆるく活動しています。
なんならこれを書きながら「綿毛に水のせて撮りたいなぁ」とか思っているのでその辺は臨機応変に。
これからもえびと液体彫刻をどうぞよろしく。
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