BCGの特訓

現職数年目でこれから成長しようとしている人(伸び悩んでいると感じる人)や、そのような部下を持つマネージャーを対象に書かれている。本書は、コンサル how to 本ではなく、「育てられ上手」「育て上手」になるポイントが書かれている。ハマりがちな例示があり、自分の行動を見直すきっかけを与えてくれる。
あとは、その自分の行動(その行動を選択した考えの癖)を破壊するのみ。

「当たり前」のことを徹底して「実践すること」は簡単ではないと痛感する。と、エピソードで著者が述べている。一字一句、心から同意する。
一方で、著者ほどの人が指す、「当たり前」と、徹底して「実践するもこと」は、私にとってのそれらと、どのくらいギャップがあるのか興味が湧く。本書の例示などを手掛かりに、自分にとってのそれらについて言語化し検討し整理してみると、自分は今何をやったら成長できるのか(成長と考えられるか)、気づきがある。

以下、備忘録。
マインドセット
 ①他者への貢献に対する強い思い
 ②何度もチャレンジを継続できる折れない心
 ③できない事実を受け入れる素直さ

思考の癖を知り、コントロールする。

思いきって自分を壊す!他者は変えられないが、自分は変えられる。自分を変えれば、飛躍的な成長が待っている。
行動(考え)を変えない知識インプットは無意味。行動を変える全てものは素晴らしい。行動を変えることは、人生を切り開く唯一の方法。

なぜaができなかったのか?ではなく、
なぜ(aではなく)bという選択をしてしまったのか、どういう思考を経てbという意思決定に至ったのか、分析する。自分の内面の課題に行き着くことが多い。この場合、自分を変えれば、現状を変えられる!

常にアンテナを張り、ネクストバッターズサークルで待機していて、次は自分の番だと意識する。目の前のあらゆることから学べる。常に頭を働かせる。

仕事の任せ方は、論点、仮説、タスク、作業の難易度に分解して調整する。

モチベーションをマネジメントする際、6割の安心・4割の不安がちょうど良い。「自分は頑張れば成長できる」「人の役に立てる」という、自分を信じる気持ちが拠り所となりエネルギーとなる。自分を自分で安心させてあげることも必要。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?