キューピー3分クッキングを見ながら話したこと
この記事は、過去にインスタストーリーズで書いたお話を編集、再掲載しています。
以前お話しした通り
私の一番最初の就職先は委託給食会社で
毎日ひたすら料理を作る仕事をしていたのだけど
給食は毎日メニューが変わるから
飲食店みたいに
ひとつの料理をじっくり体得していく
とかできなくて
学校で習った料理では
知識も経験も足りないし
日々の業務の中で
わからないことだらけで
上司は定年間近の
バリバリの親方気質の元飲食店経営者で
本当に地獄みたいな日々を過ごしていて
料理教室に通うことも考えたのだけど
給食は
和洋中全部作れなくてはいけないから
料理教室に通うにしても
月に1回、週に1回のレッスンでは
全然足らず
業務が回らない状態。
ましてや新採用の安月給で
料理教室になんて通える気がしない…。
栄養士業務のメインイベントの
献立を立てるにしても
四方を田んぼに囲まれ
じいちゃんばあちゃんに囲まれ
ファミレスって何ですか?
マクドナルドに憧れます。
という青春時代を過ごし
それまで芋や野菜を煮た
田舎料理しか食べたことがなかったので(笑)
レシピ本を見たところで
レパートリーが足りなすぎる。
トンカツくらいは想像できるけど
お肉を使った知識については知識が皆無。
という
絶望的な状況で
私が編み出した料理の勉強法は
「キューピー3分クッキングを毎日観る。」
でした。
120分のビデオテープに3倍で毎日録画。
(表現が全て懐かしい。。笑)
日替わりで変わる先生の料理を見て
世の中には
たくさんの料理があることを知って
先生によって
得意料理が違うことにも気づきました。
最終的に
真剣に見過ぎて、先生のクセまで覚えました。笑
最初の頃は
巻き戻して何回も見たりしていましたが
上書きすることなく
テープがなくなるまで録画し溜めて
テープが終わる頃には
(3か月くらいだったと思う)
料理の作り方にはパターンがある。
ということがわかってきて
流し見するようになりました。
学校で料理の基礎を覚えて
現場で日の通し方を覚えてきたけど
私に料理を教えたのは誰かと聞かれたら
キューピー3分クッキング
なんだろうなと思います。
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