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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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【恋と深空】レイ伝説 秘密の塔(解釈)

以下の内容は『恋と深空』に関するネタバレを含む、個人的な解釈、考察、妄想となっています。知識や語彙力、表現力や構成力など非常に乏しいです。また、言葉足らずで説明力も追いついていません。自分の脳内整理のための、自己満足投稿となっています。

恋と深空の世界が大好きです。もし内容や表現に至らぬ点があれば、故意によるものではなく、私自身の能力の低さから生じたものだと思っていただけたらと思います。気づき次第、追記修正していきます。

読み間違いや解釈違い、見当外れな考えや根拠のない妄想、自分でも気づいてない矛盾点、その他にも気になる点があるかと思います。そんな中でも、これを読んだ方の持つ『恋と深空』の世界の理解に少しでも役立てれば幸いです。

ネタバレについて。自分でもどこから情報を引っ張ってくるかわかりません。メイン・秘話・深層ストーリーについては、ネタバレ前提です。衣装着用時のセリフや、電話の内容、メッセージなどを参考にしていることもあります。ネタバレNGな方はご注意ください。その他、参考にした伝説・思念・絆ストーリーは、以下に記載。

参考にしたストーリー
レイ伝説/秘密の塔
・セイヤ伝説/指間の流星
・レイ星4思念/預言
・シン星5思念/意味なき束縛
・イベスト/雲の上の冒険記

また、「意識エネルギー」については、
公式アカウント/深空時代
にある内容を参考にしています。



今回の内容は、
レイ伝説『秘密の塔』についての個人的な解釈をまとめたものになります。



はじめに

レイ伝説『秘密の塔』は、
星5日位の恒常伝説ストーリーです。

自分でも先入観に囚われないよう、ひとつひとつ確かめるような文章となっています。現時点で解けていない謎や、読んでも理解できていない点は、自分の脳内とりあえずBOX(🧠📦)に投げ入れる癖があります。今後この解釈を元に考察が進むこともあるため、できるだけ丁寧に、と書いていたら長くなってしまいました。お時間ある時にどうぞ。

📁 おおまかな世界観


秘密の塔の舞台はフィロス星。ワンダラーの描写はありません。また、このフィロス星に住む人々が永世であるかどうかの描写もありません。100年ごとに、王族に選ばれた使者は預言を聞くためにイバラの塔(フィロス星の最北の地にそびえる塔)へと送られます。

主人公の故郷には、全知全能の最高神であるアスタに願いを届ける祭日、燃空祭もあります。そしてそのアスタによって降臨させられた存在が、永久の預言者であるレイです。預言者が数百年の沈黙に陥る中、氷裂症という珍しい病気の主人公(元庭師)が、預言者の持つ蘇生のコアを求めて塔へとやってきたところから、物語が始まります。

舞台はフィロス星ですが、セイヤ恒常伝説のような宇宙航行が盛んな様子は微塵もなく、主人公の元庭師という設定からも、文明の高さはあまり感じられません。また、セイヤはフィロス星の王子、星単位での王制でしたが、こちらは “国王の使者” とあるため、国単位のようです。

塔の周辺は「吹雪」、「真っ白な雪に覆われた山道」といった描写。塔の頂上から見える景色は、「遠くに見える雪に覆われた山の尾根は、白い貝殻のよう」とあります。最後、塔を遠くに見る主人公のいる場所では、暖かい日差しの中ジャスミンの花が咲いています。イバラの塔周辺の吹雪は侵入者を避けるためのものであり、預言者(またはアスタ)の力によるものと思われます。

この国の人々が永世であるかどうかは不明。主人公の出自も不明。ですが、あと3年しか生きられないと占い師に宣告されたことや、まだ生きたいという強い思いで蘇生のコアを求める行動などを考えると、それほど長く生きていないように感じます。永世、永世ではない、どちらにしても、年相応の年数しか生きていないのではないか。そんなイメージです。

📁 ストーリー解釈

・主人公について


氷裂症。

私は鏡の前に立ち、自分の胸元を見た。そこには、氷に入った亀裂のような青い筋が広がっている。氷裂症はとても珍しい病気で、医者でも古書に記された断片的な記録でしか見たことがないと言われている。古書によると、氷裂症を患った人間は徐々に意識と運動能力を失い、最後には凍ったように何も感じられなくなるらしい。そしてイバラの塔にある「蘇生のコア」だけが、この奇病を治すことができるという。

01

主人公の目的は明確。自分の病気を治すために何としても「蘇生のコア」を手に入れること。好奇心旺盛で奔放、控えめだけど怖いもの知らずな主人公。どのストーリーの主人公にも共通する性格ではありますが、咄嗟の嘘や、ちゃっかりした言動は、氷裂症を治すために「蘇生のコア」が欲しいからこそ。=生きたいという強い想いを持っています。

たとえ無駄なあがきだとしても、何もせずに死を待つなんて私にはできない。

02

全知全能の最高神アスタ様、私は何も感じない石になんてなりたくありません。行きたい所もやりたい事も、まだたくさんあるんです。どうか、私を生かしてください⋯⋯

03

なぜここまで「生きたい」という思いが強いのか。氷裂症という迫り来る死に対する抵抗ももちろんですが、これまでの運命がアスタによって呪われ、何度も死へと向かう結末を繰り返してきていたからではないかと思っています。

金色の運命の糸をたどり、彼は遂に霧の中に隠されていた真実を突き止める。長い運命の中で、彼はその少女と何度も出会い、恋に落ち、そして彼女が何度も運命を変えられ、死へ向かうのを見てきた。なぜなら、神の道具には愛する気持ちを抱くことなど許されないからだ。彼女に関わる記憶は、全てアスタによって改ざんされ、花を咲かせないジャスミンとなり、彼が答えを見つけることのできない謎となった。

08

預言者が覗き見たのは、前世にあたるレイ達と主人公の呪われた運命、主人公が何度も死にゆく運命でした。幻の世界(フィロス星・花木集の本の中)の花を咲かせないジャスミン全てが、神の道具であるレイ達が守ることのできなかった主人公であり、主人公は果てしない【死】を繰り返してきました(=転生=エーテルコアの力を持っている)。転生する度に記憶がリセットされるにも関わらず、魂か何かに刻まれた、【死】から逃れようとする想いだけは募っていったのではないだろうか。

それら全ての【死】の原因は不明ですが、このストーリーでもまた、主人公は死ぬ運命でした。

お前がその病気にかかったのは、「蘇生のコア」と共鳴できるからだ。(中略)
お前は結晶体の何倍ものエネルギーを引き出すことができる。「蘇生のコア」に自分のエネルギーを奪い尽くされるまで。(中略)
これが、私と出会った後のお前の本来の運命だった。

09

共鳴については、主人公自ら意識的にしているシーンはなく、もしかすると、この世界にEvolという概念がないのか、または主人公が自身の共鳴Evolを認識していないのか。氷裂症にかかった時期は不明ですが、遠く離れたイバラの塔にある「蘇生のコア」との共鳴は無意識に行われていたものと思われます。(この辺りの共鳴に関することは、解釈というより不確かな妄想となるため、後ほど)

何としても「生きたい」主人公でしたが、預言者がイバラの塔に囚われていることを知り、気持ちが揺らぎ始めます。

もし私が「蘇生のコア」を盗み出せば、レイは永久の預言者でいられなくなるのだろうか。預言者でなくなってもイバラの塔を離れられないのなら、永遠の囚人になるようなものだ。レイを傷つけたくはないけれど⋯⋯私も死にたくない。

06

私は、今すぐここから出たいのだろうか?
「蘇生のコア」を盗み、レイに全ての能力を失わせ、永遠に塔に閉じ込められる囚人にしたいのだろうか?
(もちろん違う⋯⋯彼にはもう沈黙に陥ってほしくない。)
けれど⋯⋯そうしないと、私が死ぬことになる。

07

そして、アスタの罰を受ける預言者を見て、ついに気持ちがふっ切れます。

レイ「私は普通の人間のように死ぬことはない。この苦しみにはもう慣れている」
主人公「こういう苦しみは死ぬよりつらいじゃない!」

08

私はもう病気に苦しむことを恐れないし、ジレンマに悩んだりもしない。

09

主人公にとって永久の預言者という存在は、本の中で読んだ縁遠い存在であり、主人公のような庶民からすると、その関係に分不相応な身分の差を感じていました。そんな主人公の気持ちは、レイへの「愛」として変化していき、アスタによって支配された氷のような預言者の気持ちをも溶かしていくことになります。


・預言者について


このストーリーに登場する「レイ」は複数います。まず、①永久の預言者であるレイ。アスタによって降臨させられた存在で、イバラの塔から離れることは出来ません。次に、②幻影のレイ。フィロス星・花木集の本の中に存在し、その名の通り幻です。そして、③過去のレイ達。主人公と何度も出会い、恋に落ち、死へ向かうのを見てきた存在です。この過去のレイ達のことを、幻影レイは「私の前世だ」と言い、預言者レイは「前世という表現は正確ではない」と言います。

主人公「どうして記憶の中に出てくるレイは違う時代の人に見えるんだろう?」
幻影レイ「彼らは私の前世だ」

05

預言者レイ「おそらく、遥か昔の記憶が体に残っているからだろう」
主人公「遥か昔って⋯⋯前世のこと?」
預言者レイ「 “前世” という表現は正確ではない。 預言者は、本当の意味で死ぬことはないからな」

06

この、本当の意味で死ぬことはない。はそのまま、死ぬことのない存在、と受け取れます。預言者は預言者でしか在り得ない。つまり、預言者そのものに生死はなく、生まれもせず、死にもしない。そのため「前世」という表現はそもそも通用しない。ということです。永世であるセイヤや、不老不死と言われるリモリア人、転生を繰り返す主人公とは別格の存在。アスタという超自然的な存在がこの世に降臨させた、半神のような存在。それが、①預言者レイです。

そんな預言者レイが常に気にかけているのが、塔の頂上にあるジャスミンでした。

塔の頂上のジャスミンのつぼみがいつ現れたのか、レイはもう思い出せない。彼が永久の預言者になったその日から、イバラの塔にはあの花を咲かせないジャスミンが生えていたのかもしれない。

07

 預言者にとって、百年の歳月はほんの一瞬にすぎない。そして何千年もの間繰り返してきたように、また新たな使者が吹雪を抜けて塔に入っていく。

01

百年がほんの一瞬で、数百年の沈黙さえものともしない預言者が、いつからあるのか思い出せないジャスミン。このジャスミンもまた、ただの植物ではありません。もしかすると、このジャスミン含めイバラの塔そのものが、高次元的な空間なのかもしれない。

そして、この塔のジャスミンとは別で、幻の世界である花木集の中に、どこまでも広がるジャスミンの花畑があります。幻影レイが登場する空間です。

主人公「レイ?どうしてここにいるの?⋯⋯ここはどこ?」
私を振り返った彼の目に、戸惑いの色が浮かぶ。
幻影レイ「私を知っているのか?」「お前は誰だ?」
無意識に彼に近づいたところで、その姿が実体ではないことに気付いた。ローブが薄っすら日光に透けている。顔も服装もレイとそっくりだが、表情は本人ほど冷たくない。(中略)
主人公「じゃあ、あなたは⋯⋯何者?」
彼の唇がかすかに弧を描く。
幻影レイ「幻影だ」
永遠に溶けない氷のようなレイの顔に笑みが浮かぶなんて、想像したこともなかった。

05

幻影レイは明らかに、預言者レイとは別の人格であるような描写となっています。また、主人公を知らない様子から、預言者レイと意識が繋がっているわけでもなさそうです。それでも、アスタによって書き換えられた記憶は同じで、全ての記憶がジャスミンにキスをしたところで終わっています。この幻影レイは、過去のレイ達を「私の前世だ」と言い切っています。預言者が全ての記憶を持つ神側の存在(高次元的)であるのに対して、幻影レイは人間側の存在(三次元的)として描かれています。それは幻影レイが、過去のレイ達の意識エネルギーで形成された存在だからなのではないか。肉体を持たない、意識エネルギーの集合体である幻。それが、②幻影レイです。ただ、花木集の空間自体については謎なので、脳内とりあえずBOXに入れておきます(🧠📦)

そして、そんな意識エネルギーの元の持ち主が、過去のレイ達です。アスタによって預言者が降臨したと同時に、道具としてのレイ達(人間)もいくつもの時空に配置されたもの、というイメージを持っています。預言者レイの降臨が全ての時空のレイの始まり、ということです。これらのレイの存在は、アスタによって呪われた主人公の運命を見届けるための道具。レイが恋した主人公の【死】を見ていることしかできなかった世界線のレイ達。それが、③過去のレイ達です。(ここの解釈がうまく表現できず⋯⋯「時間」は過去から未来へ進む、という三次元思考は取っ払ってイメージしていただければと思います)

広大な花畑のジャスミンひとつひとつが、過去のレイ達が見届けてきた主人公かと思うと、本当につらい物語です。

レイはまた同じ夢を見た。 これまで無数に繰り返してきた夢のように、彼は身をかがめてジャスミンのつぼみにキスをし、そして世界は暗闇に沈む。
「レイ、レイ」
しかし今回はなぜか、暗闇の中から少女の声が聞こえてきた。ジャスミンの囁きのようなその声は、遠い過去からの呼びかけのようにも聞こえる。
レイはいつもと同じように暗闇が夢を覆い尽くすのを待っていたが、闇は訪れない。そして目を開けた瞬間、彼は夢の中でキスをしたジャスミンがその少女の顔に変わるのを見た。

07

そして、ジャスミンの花が咲いたことが鍵となり、①の預言者レイは、③の過去のレイ達の記憶全てである②の幻影レイの意識エネルギーを得ることとなった(うまく説明できないけど続けます)。改ざんされていた記憶が正しいものに戻り、主人公の存在する記憶を持つ「預言者レイ」となりました。

彼が振り返る。その表情は知らないもののようで、どこか見覚えがある気もする。知らないと感じたのは、永久の預言者が遠い存在だからだ。見覚えがあると思ったのは⋯⋯今の彼が、幻影とよく似た表情をしているから。目の前の彼が幻影なのか本物なのかわからず、一瞬ぼんやりしてしまう。

07

①預言者=高次元側の存在、アスタによる支配
②幻影=三次元側の存在、レイ達の意識エネルギー
③過去のレイ達=主人公を失ってきた世界線のレイ

①と②のレイの記憶はアスタによって改ざんされ、「主人公」は「ジャスミンのつぼみ」へと書き換えられていました。②の幻影レイは前世にあたるレイ達全ての記憶に現れた「ジャスミンのつぼみ」を花木集の中に持ち帰っていた。その膨大な量のエネルギーが具現化したものが「塔の頂上のジャスミン」ではないだろうか。

そして塔の頂上のジャスミンが咲くことで、全ての記憶のジャスミンが「主人公」へと置き換わり、③のレイ達の意識エネルギーである②の幻影が、全てのレイの元である①の預言者と重なった。というイメージです。

(ここに出てくるジャスミンは全て、レイの記憶に現れた主人公であり、主人公そのものの意識エネルギーではありません)(自分の語彙力・表現力・説明力は限界を迎えているため、ここまで読んでくださっている方の忍耐強い読解能力に頼らせてください)

主人公「この花畑のジャスミンは、全部あなたが植えたの?」
幻影レイ「ここにあるのはただの花ではない」(中略)
主人公「じゃあこれも、何かのエネルギーの霊体?」
聞きながら、何気なく足元にあるジャスミンのつぼみに触れる。

05

これまで①②③のレイについて説明しましたが、最後に重要な存在かもしれない、④のレイについて。塔の頂上のジャスミンが咲き、記憶を取り戻した預言者と主人公との会話は噛み合っていませんでした。

レイ「⋯⋯やっと、来たのか」
主人公「どう?これで私が優秀な庭師だって信じてくれた?」
レイ「来るのが遅すぎる」
主人公「この塔は草1本生えないし、不思議なジャスミンが1輪あるだけなんだから、庭師なんて特に必要ないでしょ?」
レイ「だからこのジャスミンは、お前が来ないと咲かなかった」

07

④主人公がイバラの塔へ来ることを知っていたレイ。主人公がジャスミンへと変換されたその記憶では、主人公にまつわるレイ自身の記憶も一部失われていただろうと思います。ジャスミンが主人公へと置き換わったと同時に、主人公にまつわるレイ自身の記憶も正しいものへと変換された。その時に戻った記憶に④のレイがいます。

主人公の本来の運命は、蘇生のコアにエネルギーを奪い尽くされる【死】のはずでした。にも関わらず、記憶を取り戻した預言者の発言は、主人公がやって来るのを待っていたかのよう。

主人公は氷裂症を治すために「蘇生のコア」が必要という古書の情報を頼りに、イバラの塔へやって来ました。④のレイは、主人公が「蘇生のコア」と共鳴することで氷裂症にかかることを知っていた。そして、記憶を改ざんされた預言者の存在も、その記憶を取り戻すためにジャスミンを咲かせることが鍵となることも、主人公が花を咲かせることができるということも、すべて知っていた。主人公の生きる道があることをわかっていて、イバラの塔へと導いたのではないか。

主人公の【死】や「蘇生のコア」、もしかするとアスタについてさえ “何か“ を知っていて、果てしなく長い年月を超え、主人公を助けようと自らの記憶に手がかりを残したしたレイ。これがもし、メインストーリーのレイ先生の意識エネルギーだとしたら⋯⋯(これに関しては妄想になります。考察に感情は込めないようにしていますが、自分で書いていてつらい。秘密の塔ストーリーは精神力を消耗します。④のレイについては、また後ほど)。


・アスタについて


(注意:アスタの正体についてはさっぱりわかっていませんが、長々と喋っています)

この世界の人々はアスタという神を信仰しています。今のところ他のストーリーには登場していません。また『フィロス星・預言者の書』という本もあります。

アスタは永久の預言者をこの世に降臨させ、神の意思を伝えることをその者の宿命とした

アスタは己の片目を永久の預言者に与え、時空を超え運命を知ることを可能にした。これこそが、神の力である

『フィロス星・預言者の書』01/05

あなたの話は『預言者の書』で読んだことしかない。ただそこに書かれてるあなたは、まるでアスタの道具みたいで⋯⋯現実味がなかった。

02

しかしそれらは、預言者の言葉で一蹴されます。

神が自分の話を書くことはない。
残されている記録は、全て人間による捏造だ。

02

全て捏造と言われると参考にしようがありませんが、少なくとも高次元的な存在の預言者がこの世界にいることは確かです。そして、金環日食の日には預言を受け取るし、時空を超え運命を知ることも可能です。

月が徐々に太陽を覆い、まばゆい金色の輪だけが空に残される。光線が杖の先端の「蘇生のコア」を貫くと、反射した光が空中に大きな魔法陣が浮かび上がらせた。魔法陣の無秩序な模様は、預言者の手によってパズルのように繋ぎ合わされ、 徐々に古代文字を形作っていく。
アスタの意思は降臨したが、永久の預言者は重々しい表情を浮かべている。彼までもが、この預言に苛まれているかのよ うだ。

05

預言者は、自分の運命だけは決して覗いてはならない。背けば、裁きが下される。
しかし今回は、自分と運命を交える少女にどのような未来が待っているのか、彼は知らなければならない。たとえ罰を受けることになっても。

08

全てが突拍子もない捏造ではないということです。となると、預言者が捏造だと切り捨てる部分は、アスタについて、なのではないか。

アスタの目的について。預言の書には、神の意思を伝えることをその者の宿命とした。とありますが、実際にはエーテルコアと共鳴の力を持つ主人公のエネルギーを「蘇生のコア」が奪い尽くすことが目的でした。(エネルギーを奪い尽くすことが目的なのか、主人公の死自体が目的なのか、は、判断し兼ねています)

お前は結晶体の何倍ものエネルギーを引き出すことができる。「蘇生のコア」に自分のエネルギーを奪い尽くされるまで。(中略)これが、私と出会った後のお前の本来の運命だった。

09

主人公のこれまでの運命はアスタによって呪われ、この世界の主人公もまた、「蘇生のコア」と共鳴することによって氷裂症にかかり、本来であれば【死】を迎えるはずでした。預言を伝えるという宿命は、預言者という異質な存在をイバラの塔と共にこの世界に置いておくために必要な口実や設定であり、この世界の人々にとってアスタの本当の目的など知り得るはずがありません。

次にアスタの力について。蘇生のコア=アスタの力。主人公のエネルギーを奪い尽くさんとした「蘇生のコア」でしたが、結果的に、正しい記憶を取り戻した預言者によって、古書に書かれていた通り氷裂症を治し、さらに主人公の力にもなったのが「蘇生のコア」です。

「蘇生のコア」はお前の体内で、お前と共に生きている。お前は、アスタの力を手に入れたんだ。

09

アスタの力=蘇生のコアのことですが、アスタの片目というものもあります。時空を超え運命を見ることができる力です。アスタの片目=蘇生のコア、で同一の力なのか、それとも預言者自身に与えられた力なのか。どちらもあり得るので、判断に迷っている状態です。

預言者レイ「確かめたいことがある」
主人公「ここで?何を確かめるの?」
彼は私を見つめたまま、そっと私の頬に片手を添えた。
私の目に光を宿した彼の瞳が映り、鼓動が激しく胸を打つ。
預言者レイ「⋯⋯もう二度とお前を失わないことだ」
突如、青紫色の強い光が目の中に走った。
まぶしい光が視界を呑み込み、見えない大きな手に心臓をつかまれたような痛みに襲われる。 私は胸元を押さえ、その場に倒れ込んだ。

07

アスタの片目=蘇生のコアなら、警告を発しながらも運命を覗き見るような時間を与えるだろうか。頭の中で考えるだけでイバラが襲ってきたことを思うと、この時はなぜ裁きまでに猶予があるのだろうか(後述あり)。アスタの片目=預言者の目に既に備わっている力なら、シンの右目が対象の欲望を覗き見るように、預言者の目にも対象の運命を覗き見る力が備わっていたのかもしれない。とも思ったり。(🧠📦行き)

また、このシーンは花木集の幻の中で起こった出来事です。わざわざ移動していることに意味があるのだろうと思うのですが、この次の運命を覗くシーンの背景画は、主人公の部屋へと差し変わっています。

7話目おわり背景/8話目はじまり背景

また場所を移動したのか。幻の世界に来た意味は何だったのか。もしも背景を気にせず、この運命を覗くシーンも花木集の幻の中であるなら。アスタの監視(または毒蛇のようなイバラの攻撃)を避けようとする策だったのかもしれない。花木集の中は、“文字をもとに築かれた幻の世界“ と作中で説明されています。アスタが干渉できない、攻撃の及ばない空間なのかもしれない。花木集の謎は深まります。

アスタの力もまた、人間にとっては得体の知れない神の力ではありますが、預言者にとってその力は、自分を道具として扱うただの命令でしかありません。

私にはアスタに届けたい願いなどない。

その他アスタの○○について簡単なまとめ。

・ アスタの意思
金環日食の日に降臨する預言。

アスタの意思は降臨したが、永久の預言者は重々しい表情を浮かべている。彼までもが、この預言に苛まれているかのようだ。アスタは告げた──運命に逆らう者は道理に背く反逆者であり、いずれ裁きが下されると。

・ アスタの命令
預言者は自身の運命を見てはいけない。

預言者は、自分の運命だけは覗いてはならない。(中略)これはアスタの命令だ。

・ アスタの警告
蘇生のコアが青紫色に光る。預言者が「塔を離れる」ことを頭の中でほんの少し考えただけでも警告状態となる。無数の太いイバラが毒蛇のように襲ってくる。

杖の先では、「蘇生のコア」が青紫色の光を放っている。これは永久の預言者に対するアスタの警告だ。

・ アスタの罰
黒い氷晶が預言者の身体を貫く。預言者が自分と運命を交える主人公の未来を見たための罰。(数百年の沈黙も、おそらく何かの罰かと)

主人公「どうして自分を傷つけるの⋯⋯?」
預言者レイ「これは⋯⋯アスタの罰⋯⋯」


・ 解釈まとめ


ここまでの自分の解釈をおおまかにまとめると。

アスタは高次元の存在であるため、直接三次元に介入できないが、その力としての「蘇生のコア」は実態を持っている。預言者は高次元のアスタと三次元の人間世界との間を仲介する半神のようなもの。また、イバラの塔も預言者同様、高次元側に寄った空間のよう。預言者もイバラの塔も、アスタが降臨させたもの。その目的は、主人公が持つエーテルコアの力を「蘇生のコア」を使って奪うことだった(または主人公の【死】自体が望みか)。

個人的なイメージでは⋯⋯アスタ、主人公の持つ力を奪うために運命を呪う。力を奪うための道具として預言者を降臨させる。預言者の前世にあたる過去のレイ達が各時空に配置される。それらの意識エネルギーが幻影レイとなる。転生を重ねて主人公がいよいよラストステージであるイバラの塔へとやって来る、という順番。主人公はこれまで何度も転生を繰り返してきたが、その度に “定められた結末ではない“ 【死】を迎えていた。その記憶はアスタによって改ざんされ、花を咲かせないジャスミンとしてレイの記憶に鎮座し謎となった。

しかし、預言者についての最後にも書いた④のレイの存在が、主人公が助かる仕組みを用意していたのだろうか、塔の頂上のジャスミンが花を咲かせたことによって、記憶が正しく置き換わり、預言者は自らを犠牲に主人公を助ける。運命は、主人公が生きる未来へ──レイが主人公を “二度と失わない” 未来へと変わった。

といった解釈です。
ここでちょっと寄り道させてください。

(運命上書き説)

アスタによって呪われた【死】の運命が覆された主人公のこれまでの転生人生全てが、【失われない】運命へと書き換えられた、という考察です。伝説『人知れぬ沫雪』で主人公が死ななかったのは、【失われない】運命の世界線だから。「変数」とは「アスタによって呪われている状態」であり、主人公はいつ「変数」になるかわからない存在だった。しかしアスタの道具としての枷がないレイは主人公を愛すことも、救うことも出来た、そんな世界線。秘話『まだ見ぬ黎明』の世界に主人公が存在しないのは、【失われない】ことによって主人公の転生回数が変わったため。その変わりにジャスミンが花を咲かせる、=主人公が【失われない】世界線ということ。主人公が【死】を迎える世界線はもう【失われない】運命に上書きされたため存在しない。そして物語の軸となるメインストーリーは⋯⋯、というような考察を持っていましたが、新章追加後に新たな情報が増えたため、全体的に組み立て直しています。なのでとりあえず保留中。(運命上書き説は、ほぼ妄想です)

その静謐の中へ
失われた時間は永遠に葬られた

テーマ曲『恋と深空』より


⋯⋯話は戻って『秘密の塔』のラスト、死ぬことのない預言者はイバラの塔と共に長く深い眠りにつく。彼が神に近い存在なら、どうしたら救えるんだろう。黎明レイを含め、全てのレイを救うことは出来ないと思っています。ですが、彼の望みが主人公が生きることであるなら、主人公が生き延びた先が明るいものでなければ⋯⋯

📝 部分的な考察

これまでの内容で、個別に思うことをまとめました。主に妄想ですが、本気で妄想しています。集中力が切れたため、感情だだ漏れのぐだくだです。

・ジャスミンについて

塔の頂上のジャスミンが何故咲いたのか。
主人公は自分のEvolを自覚していない様子でした。日々ジャスミンの世話をする間に、少しずつ共鳴していたのではないか。そのジャスミンは、レイの記憶の中の主人公です。仕組みは見当もつきませんが、共鳴することによって、アスタによって歪められた記憶が正しく置き換わった(花が咲いた)。他の誰でもなく、主人公でなければなし得なかったとすれば、共鳴の力だろうなと思っています。

だからこのジャスミンは、お前が来ないと咲かなかった。(中略)だがお前にしか、ジャスミンを咲かせることはできなかった。

・預言者の力について

預言者レイはアスタの力を持っていましたが、預言者自身の力もあったのではないかと考えています。主人公を拘束した氷晶や、氷のランタン、図書館の中に降る雪などは、メインストーリーのレイ先生の氷のEvolそのものです。あとは、

預言者は淡々と彼らに目をやると、右手を上げ、人差し指で空中に銀色の謎めいた文字を書いた。

彼が指で空中に呪文を書く。すると氷のランタンは命を吹き込まれたかのように、私の手からゆっくりと浮かび上がった。

レイは私を抱き寄せて光輪を展開すると、狂ったように襲いかかってくる氷晶を遮った。

この辺りの力は、預言者ならではの力なのかな。他にも、主人公は何度か「見えない力」によって引き寄せられたり押し出されたりしています。一番気になるのは、入浴シーンのこれ。

彼が軽く指を曲げると、立ち込める湯気が凝結して白い織物の形になり、その腰に巻きついた。

便利です。

・神とアスタについて

預言者は、「神」と「アスタ」を呼び分けているのでは?と、これは自分の直感という曖昧なレーダーに引っかかった説ですが⋯⋯もしそうであれば、アスタさえも、神と預言者との仲介者なのかもしれない。と思ったけど、深読みのし過ぎかな。

アスタの力は、運命を呪うことに使えるが⋯⋯
神の決定を覆すことにも使える。

・氷裂症について

Evolは、その力を使うと自身のエネルギーを消費します。エネルギーの使用には限界があります。ですが、主人公にはエーテルコアという絶大なエネルギーを持つコアが心臓に備わっていました。主人公は無自覚で「蘇生のコア」と共鳴し、エネルギーを消費し続けていた。もしかするとエーテルコアの力も使って。氷裂症の描写は、胸元の亀裂のような青い筋⋯⋯「蘇生のコア」との共鳴で、心臓のエーテルコアの力が使い果たされかけていたのではないか。氷裂症は、エーテルコアと共鳴Evolを持つ主人公にしか発症しないのではないか。そしてエーテルコアの力が使い果たされれば、もう二度と転生しないかもしれない。「もう二度と失わない」の意味が、また別の意味に聞こえてくる⋯⋯そしてやはり古書の情報は⋯⋯(という感じで、いつも妄想の沼にはまっています)

あともう一点、「蘇生のコア」と共鳴 “できる” という表現も引っかかります。“してしまう” とか “させられる” とかではなく、“できる” 。氷裂症という病気にかかっている現状は決していい状況ではありませんが、「蘇生のコア」と共鳴することは、もしかすると他に何か利点があることなのかもしれない。あるいは⋯⋯私が細かい部分を気にしすぎているだけ⋯⋯

お前がその病気にかかったのは、「蘇生のコア」と共鳴できるからだ。(中略)
お前は結晶体の何倍ものエネルギーを引き出すことができる。「蘇生のコア」に自分のエネルギーを奪い尽くされるまで。

・アスタの的確な預言の詩について

星4思念『預言』に登場する、アスタの的確な預言の詩。預言の書は人間によって書かれたものでしたが、預言者が的確というからには、金環日食で降臨したアスタの言葉なのか。そしてこの預言の詩の締め括りは、預言者を救う主人公の存在が謳われているように受け取れる。アスタがこの詩を残したのなら、物語も違って見えてきます(からの妄想の沼)。それにしても、どのフィロス星も想像を絶する大きさです。

三万三千里の氷原の北にそびえる
十万丈の神山の頂

レイ星4思念/預言

・アスタと主人公について

目を開けると、私は自室の床に寝ていた。月光が斜めに差し込み、ベッドの縁を照らしている。
明け方に、かつてないほど意識が朦朧としたことは覚えている⋯⋯私は一日中眠っていたのだろうか。

金環日食の日、主人公は一日中床で寝ていました。寝ていたというより、意識を失っていたのだと思います。アスタの預言が降臨する間、意識がなかった主人公。主人公=アスタなのではないか。と疑いたくなるような描写です。ここは主人公=アスタであってもなくても重要なポイントかと思うので、慎重に読み解きたい。ので、とりあえずBOXで熟成させます。

・ホムラ伝説との繋がりについて

以前、「全体的なストーリー」の中でも書いたのですが、一直線上のストーリーだった場合、このレイ伝説の後にホムラ伝説『金砂の海』が来ると考えています。これについては長くなるのでまた別でまとめようとは思っているのですが(そんなつもりはないけど、「また別でまとめます詐欺」の常習犯になってるかもしれない)『秘密の塔』で「蘇生のコア」を入手した主人公は、エーテルコアの力も一緒に所持しています。蘇生のコア+エーテルコア=スーパー主人公。⋯⋯これまた全て妄想になるかもしれませんが、どうにかまとめたい。語彙力説明力構成力集中力諸々セットで入手したい。

・ワンダラーぽいアスタの力

アスタの警告や罰の描写って、ワンダラーぽい。

うごめいていたイバラが徐々に鎮まり、やがて黒い煙となって消えた。

壁、床、天井⋯⋯その至る所から、まるで生きているかのような氷晶が無数に生えている。ただここの氷晶は、黒い光を放っていた。

長恒山でのトオヤや、黎明秘話の人間を突き破るワンダラーを連想してしまう。

トオヤはいぶかしげに胸元を触った。その手にも細かな黒い結晶が生えており、チクチクと刺すように痛む。

レイ秘話/終わらない冬

その時、地面の死体が黒い霧となって消え、イワンは唖然とした。ワンダラーが消滅する時の消え方と類似していたからだ。

レイ秘話/まだ見ぬ黎明

メインストーリーの “化け物になった” ハンチングハットの最期も、黒い粒子となって消えていた。

倒れた影は光の粒となり、黒い粒子に浸食され、遠くへ漂うことなく地面の亀裂へと消えていく。

メインストーリー/深空の下で/第8章-02

黒いといえば、シンの星5思念ストーリー『意味なき束縛』では主人公と繋がるチェーン回路に新たに黒い霧が混じっていた。黒⋯⋯ワンダラー⋯⋯シン⋯⋯(沼が忙しい)

黒い霧が現れたのは今回が初めてだね。私のEvolチェーン回路に絡みついてる

シン星5思念/意味なき束縛

・④のレイについて補足

解釈でも書いた④のレイについて補足。
今回のイベスト(雲の上の冒険記/レイ)で、氷の宮殿に到着して以降、過去の雪の使者達の残したメモを手にヒントを探している時のふたりの会話、

主人公「もし私達も太陽を見つけられなかったら、残念だけど紙にヒントを書いて後の人に残すしかないね」
レイ「少なくとも誰かの成功に貢献できるなら、完全に失敗したことにはならないだろう」

雲の上の冒険記/レイ/エピローグ

④のレイが、記憶を取り戻した預言者(後の人)に主人公が生き残るための手がかり(ヒント)を残していたのかもしれない、と考えている脳でこのストーリーを読んだら、オマージュというか⋯⋯そのエピソードに倣っているようにしか思えなくなりまして。

最後のセリフも、

雪の使者がそばにいれば、舞い落ちる雪の全てが、お前の名を覚えていてくれる。
そして、私達の物語も。

雲の上の冒険記/レイ/エピローグ

雪の使者=過去のレイ達で、舞い落ちる雪の全て=預言者に届くそれらの記憶で⋯⋯主人公が過去のレイ達と一緒にいることで預言者は主人公を忘れない【二度と失わない】ということで⋯⋯

私を見下ろすレイの目は、遠い過去を見ているようでもあった。「じゃあ、そんなに長い記憶があるのって⋯⋯どんな感じなの?」
レイ「永遠にやまない雪のようだ」

レイ伝説『秘密の塔』06

イベストは【二度と失わない】世界線の物語です。そうなると、メインストーリーの世界線は⋯⋯。

今回のイベストはほっこり幸せ回かと油断していましたが、ホログラムで再現されたゲームの疑似体験はそのまま各伝説の疑似体験のようでした。ホムラの金砂感といい、シンのドラゴンといい、どうしてもリンクさせてしまうエピソードが脳内をチラついて(シンのは妄想です。次回のシン伝説はフィロス星時代が来るんじゃないかな)。セイヤについては、最後⋯⋯星の餌になったふたりのようで⋯⋯しんど、可愛、しんどい(からの、ガオーで結果可愛い!)

・ジャスミンの歌について

伝説の6話目の最後、ジャスミンの歌が登場する。主人公はジャスミンの世話をする時よく鼻歌をうたっていました。誰が作った歌だろう。

滅びた宇宙の残光の中で
世界は琥珀色に包まれる
果てなき時間を待った後
私の手の花束は凍りつく
あなたが好奇の眼差しを向けるのは
4輪のジャスミンを握る人
彼の秘密が動き出す
やがて道行く親切な詩人が
遥かな伝説を聞かせるだろう
語られなかった想い
止まった時間の中のジャスミン

この「4輪のジャスミンを握る人」というフレーズがずっと引っかかっています。この歌には、【私】【あなた】【彼】【詩人】そして【ジャスミンを握る人】が登場する。ジャスミンは言わずもがな主人公。そのジャスミンが4輪。=4人の主人公。主人公に関わる4人といえば、セイヤ、レイ、ホムラ、シン。乞うご期待の5人目を入れると合わなくなるけど、レイが【あなた】または【彼】に当たるなら、席は残ってる。彼らが交差する歌としても興味深いが、4人がそれぞれレイに関する重要な時空の主人公という考え方もあり。『人知れぬ沫雪』『メインストーリー』『秘密の塔』そしてもうひとつ。⋯⋯まだまだ引っかからせておきます。

・かつての侵入者について

イバラの塔にはこれまでも侵入者がいた様子でした。
「蘇生のコア」を塔から盗みだそうとする者もいたようですが、侵入者の目的のほとんどは、塔の頂上にある秘密でした。その侵入者たちは、塔の頂上にある秘密についての情報をどこで得たのだろうか。妄想の妄想でしかありませんが、塔の頂上にあるジャスミンへと主人公が辿り着くように、他にもヒントが散りばめられていたのかもしれない。

塔に入り込むほとんどの人間は、
屋上にある秘密が目的だった。

衣装着用時セリフ/光浴びる讃歌(伝説衣装)

・花木集の中について

とりあえずBOX(🧠📦)も溢れかえっていて容量足りないため整理してみる。謎深い花木集の本の中について。本の中であり、文字をもとに作られた世界。違う空間に入ると言えば、星の磁場が真っ先に思い当たりますが、ここはそれとは違う印象です。星の磁場自体謎空間なので何とも言えませんが、個人的には、時空の歪みというより、意識エネルギーが可視化されたようなイメージです。幻影レイが意識エネルギーかもしれないと考えているため、そうであればジャスミンも意識エネルギーのはず。ただ、幻影レイは実体を持たないのに対して、ジャスミンには触れているようなので、やっぱり謎。結局謎。星4思念『長い夜』を聞いてさらに謎。そっと箱を閉じて、ここも締めようと思います。

📎 まとめ

ぐだくだと長くなりましたが、まとめると

秘密の塔はしんどい😭

自分で始めておいてなんですが、何度心臓が悲鳴をあげたか。涙腺緩みまくりで泣きながら眠ったか。自分の妄想で吐きそうになりながら、遅れ遅れイベストを進めていたけど、それさえも素直に受け取れない脳に調教されてしまったらしく、プニプニ惑星だけが現実逃避空間でした。この投稿も仕上げに入ったので、粘土こねてお団子達を作り始めました。お団子達可愛い。しばらくお団子達の造形と向き合います。(イベストは最高でした。決して貶しているわけではありません。悲恋脳をリセットして幸せに受け取ることもできました。これからも、与えられた物語を全力で読み取っていきます)



毎度の如く集中力が持たず、まとめにもなっていませんが、ここまで個人的な解釈、妄想、ぐだくだにお付き合いいただきありがとうございました。お疲れ様でした。色々と細々したところ、書き足りてないんですが、この投稿が正解というわけでもないので、また関係するところで書いていけたらと思います。『秘密の塔』、自分の解釈ではまだまだ足りず、もっと深く楽しめる物語が隠されているのを感じています。合っているものも、間違っているものも含め、これを読んだ方の理解の足しになれば⋯⋯『恋と深空』の世界をより楽しめる一助となれば幸いです。もうすぐレイ先生の誕生日⋯⋯どんなエピソードが用意されているのか⋯⋯黎明秘話を読み返しながら、待っています。




📂 おまけ


⑤ナビゲーションシステム・レイ
⑥カイロ・レイ

レイ先生って色んなモードがおありですよね。色んな時空に配置されてるだけあって、バリエーションも豊かそうです。⋯⋯⋯⋯そういうこと?(脳の限界)



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