適当の美味しさ
自分のご飯はささっと作る。
どうしても食べたい料理じゃなければ手の込んだことはしない。
適当に目分量で作っていく。
自分の感覚に任せて!その日の気分と体調に合わせて
塩はこれぐらい、オリーブオイルはこれぐらい
添えるハーブはこれ。
その時の条件とやりとりして、料理の輪郭が決まっていく。
イメージ的にはそれはおそらく適当な料理と呼ばれる。
再現性の低い、レシピのない料理。
母の得意料理も、親父が学生時代に開発した貧乏飯もどれも適当な料理だった。
そこには、レシピにはのらない美味しさがある。
ちゃんとしていない料理は感覚的な料理なのかもしれない。
そこには、普段言葉にならない人の味が出てくるような気がする。
それが楽しくて、僕は今日も適当な料理を作る。
そんな適当を喜んでくれる人と出会いたくて。
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