メロンとハーブの前菜を食べに
下鴨神社への用事の帰りに、西院にあるお気に入りのレストラン
Maker(メーカー)さんへ急遽予約をして訪れた。
昨年の秋頃から定期的に通っているお店で、スパイスやハーブそして食材との組み合わせがけっこう面白くて、いくたびに発見や驚きのあるお店。
内装や世界観もとっても素敵で、その空間にいること自体が喜びになるような不思議な魅力を持つお店だ。
今回のお目当ての品は先日インスタグラムで上がっていたメロンにクミンオイルとハーブを散らした前菜。
夏だからこそ食べられる、なんとも魅力的な一品。
クミンオイルのほかにも、パクチー、ピンクペッパー、フェンネル、胡椒
などが散らされていて、メロンのくぼみに適度な塩気と甘みに満ちた果汁のソースが溜まっている。
これをスプーンで掬いながら口に頬張ると、口の中がメロンの甘みとパクチーの爽やかさ、そしてクミンの香り、ピンクペッパーの刺激が渾然一体となって華やかな香りと味を残していく。
イメージ以上にこれは美味しかった。
次はタコのガリシア風
下に敷いたじゃがいもはおそらくシャドークイーン
クイーンの名にふさわしいエレガンスな濃い黒と、燻製パプリカのパウダーが塩気のきいたタコとマッチする。
こちらはスッキリとした白と一緒に頂いた。
そして、ホタテの軽いグリルと万願寺とうがらし、とうもろこしのピュレ
夏らしい一品でしっかりと焼いた万願寺のほろ苦さとホタテの甘さ
そこにとうもろこしがクリーミーさをもって絡んでくる。
少しレモンの皮をすりおろして、爽やかさをプラス。
みずみずしさと甘さと苦さと酸味の組み合わさった複雑な夏の味でした。
他にも何品かいただいて締めのデザート。
今回はすももとハックルベリーのパイ
ちょっと懐かしい感じのする素朴なパイでした。
すももの心地よい酸っぱさと、ハックリベリーのかおり
そして、ちょっと厚めのしっかりしたパイ生地。
アメリカのおばあちゃんが出してくれそうなクラシカルでいながらも
ホッとするデザート。
実はこのパイを食べならがスタンドバイミーのパイの早食い選手権の話を思い出していたことは秘密…。
今回はオーダーしなかったけど気になったのはビーツとブルーチーズのグリル。
また、夏のうちに訪れたらオーダーしようかな。
めっちゃ素敵な世界観と香りをたのしむ料理を独特の感性で提供してくれるなんだか気になるお店。
もし、ご興味あればいちど訪れてみてはいかがでしょうか。
【Maker(メーカー)】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?