こだわりのワインバー　カーヴドケイヘ

京都市役所の近くにあるワインバー「カーヴ　ド　ケイ」さんへ行ってきた。

目的はワインを飲みに…ではなく

彼女から「デザートのおいしいワインバーがあるよ」と聞いて

案内してもらった。

以前は寺町に「ゴースト」さんというケーキ屋さん

そして、祇園にあったKrepeさんというデザート＆ワインバー

今はこのカーヴ　ド　ケイさんだそうだ。

もちろんデザートメニューも充実していて

クレープシュゼットやフォンダンショコラ、ホットケーキ、などなど

一つ一つ手の込んだアシェットデセールスタイルで提供してくれる。

僕はクレープシュゼット、彼女はフォンダンショコラをオーダー。

クレープシュゼットは目の前で仕上げてくれる。

アマレットを加えたソースのなかでオレンジを温めて

クレープにかけ、最後にフランベして青い炎が立ち上がる。

バーテンダーの方が仕上げる姿がとてもエレガンス。

ソースからアマレットの香りがふっと上がってくる。

一口食べると思った以上にフルーティーで酸味のきいたソースが

口の中でジュワっと広がる。

これは大人なクレープシュゼット、お酒とともに味わうのもいいなぁ。

フォンダンショコラはキャラメルのアイスと、中を割るとカシスとチョコレートのソース。上には栗が添えてある。

こちらもうっとりするような酸味と甘さと香り、とってもセクシーなお味だった。

お店の内装もとても贅沢で洗練されている。

カウンターも大きな一枚板、一本の木を買って切り出し棚なども同じ木からすべて作られているそうだ。

さらには壁も煉瓦と漆喰で、煉瓦もすべて焼いて漆喰が経年ではがれてくると壁の風合いが変わるように作っているそうだ。

上質なワインと同じように

長い時間をかけて熟成され、良くなっていく

そんなお店になるようにと作られたそうだ。

随所にこだわりが詰まっていて、うっとりしてしまう。

カウンターの足元はガラス張り。

ガラスの下にはリキュールがストックされている。

さらに後ろにはワインセラーが18台も並んでいた。

20～30年後に飲み頃になるワインを熟成させているそうだ。

まさに、お店がそのままワインカーヴ。

空間の美しさ、バーテンダーのエレガンスさ、おいしいデザートにこだわりのワインとお酒。

ここは本当に洗練された空間。

長く、時間をかけて熟成され、よくなっていくお店

時間の流れがそのまま価値になる、そんなうっとりするような場所に思えた。

大人のための隠れ家、そんな表現がぴったりな上質なワインバーだった。

今度はゆったりとワインを飲みに行きたいなと思った。

（クリュッグのマグナムボトルがグラスで飲めるという驚きのスタイルだったしね。）

こんな素敵なお店を紹介してくれた彼女に改めて感謝、ありがとう。

カーヴ ド ケイ (丸太町/ワインバー)

京都に行ったときに足を運んでみてはいかがでしょうか。