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魚の冷製を作ってみたい!

趣味で集めている昭和の料理本を紹介しています。

古い料理本はたくさん持っているのですが
お気に入りに“田村魚菜先生“があります。自由が丘の魚菜学園という料理学校を作ったひとですが、昔はいろんなテレビなども露出していたそうです。
なんと映画にも!

僕は世代的にテレビでお見かけしたことはないのですが、とても幅広く色々な料理を作って紹介されています。本もたくさん!

で魚菜先生の本は面白いのでnoteでも色々と紹介したのですが
魚菜先生の本を読んでいると
「魚の冷製」という料理をよく作ってます。

どんな料理かというと、魚を丸ごとオーブンで焼いて冷やしたものに
マヨネーズ入りのゼラチンをかけて白く仕上げ、上にお花の飾りをします。
絶対にお花の飾りをするのです。

もう写真のインパクトが強くって、作ってみたくなるんですよね。

この写真は「ヒラメの冷製チューリップ飾り」です。
チューリップいいでしょー

魚はアジ、ヒラメ、鮭などが多いんですが基本的の作り方は変わりません。

でこの料理、フランスにもある料理なんだろうなと思って調べてみると
ショーフロワ(chaud froid)っていうんですね、
熱くて冷たいってことらしいです。

ショーフロワはフランスだと魚だけじゃなくお肉の冷製がよく出てきます。
調べたところ18世紀にフランスで作られたレシピで
最初は鶏肉だったそうです。
バターとクリーム、ゼラチンだったようでマヨネーズは入ってなかったみたいですね。
魚に合うように日本でアレンジされたのかもしれません。

このイラストは1923年のものらしいですが
もうお花の飾り付けです。結構可愛い。
Googleで検索すると、すごい見た目の料理が出てきます。
魚菜先生の料理がすっ飛んでると思ったら、結構フランスのリアルなショーフロワを伝えてたんだな、、、

それでこのショーフロワですが
魚菜先生の料理辞典という分厚い本があって
そこにこんな写真があったんですよ。

もう何だかこれを作ってみたい!!
でも何故かこの本を読んでもこれのレシピが出てこないんです。でも魚の冷製レシピはいっぱいあるので、
そのあたりから考察して今度頑張って再現してみたいと思います。

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