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パイロット養成コースは最高の青春

どうも、こんにちは。
【株式会社自分の履歴書】では、僕の過去について振り返ろうと思います。自分がどんな学生時代を過ごしてきたかを知ってもらうことで、何か参考にしてもらえたらいいなと思います。

今回は最近つらつらと書いている大学時代の訓練話の一つとして、パイロットになるための訓練が最高の青春であるという話をしたいと思います。訓練はもう2度とやりたくないですが、あの日々は間違いなくかけがえのない青春の日々でした。

これほど有意義な大学生活は無い

大学時代の話で何度も書いていることですが、パイロットの訓練は本当に辛いです。最後のチェックフライトで大きなミスもなく空港に帰ってきて着陸し、駐機場までタクシー(地上を移動すること)している間に試験官に合格を言い渡された瞬間、それまでの苦労と解放感、自分がここまでやりきれたという事実に感極まり、涙が止まらなくなりました。喜びというよりも、それまでずっと泣きたいくらい辛かったのが大きいと思います。
訓練中に泣いている暇はありません。とにかく勉強を進めて、期限内に所定のレベルに到達出来る様に努力するのが最優先だからです。それが、チェックが終わるとようやく涙を流せる、そんな心境でしょうか。

僕はいわゆる普通のサークルやバイトに励む大学生活をやったことがないのでわかりませんが、きっとパイロット訓練生として過ごす大学生活に勝るプレッシャー、勉強量、踏む修羅場の数は中々ないんじゃないかと思います。でもそれだけ辛いからこそ、それらを乗り越えていく大学生活はこの上なく有意義なんじゃないかと思います。

パイロットを目指しているなら迷わず養成コースに入った方がいい3つの理由

パイロットになる方法は色々あります。自社養成、航大、私大養成コースが日系大手エアラインに入社できる主なソースです。僕が一番おすすめするのはやっぱり私大養成コースです。学費などの低くないハードルがあるのはもちろん分かっていますが、腹を決めているならやっぱり養成コースだと思います。
理由は以下の通りです。

  1. 一番早く空を飛べる

  2. 生涯年収が一番高くなる

  3. 四年間を一緒に過ごした同期と、その先も仕事をできる

それぞれ簡単に説明すると、

僕の入った大学では2年生の頭からアメリカで飛行訓練をすることができました。僕が自家用操縦士の免許を取得したのは19歳の時で、これは他のソースではあり得ない、今の日本で考えられる最短の年齢です。こんなに若いうちから操縦の訓練が出来るのは私大養成コースならではです。

一般に、ライセンサー(基本的な免許を取得した状態でエアラインに入社する訓練生のこと)はエアライン入社後の訓練投入が早く、それに比例して副操縦士任用も早くなります。日本のシステムでは副操縦士の給料が比較的高く、大手エアラインなら副操縦士昇格直後に年収1500万を達成するのも夢ではありません。つまり、大学の高額な授業料を、その後のパイロットの年収でペイ出来ると言うことです。

最後に、高校を出たてのガキンチョだった頃からお互いを知る同期と同じ職場で働けると言うのも私大養成コースの大きなメリットの一つです。一般大学ではこの様なことはまずあり得ないと思いますが、私大養成コースは同期たちが複数のエアラインに散らばり、同じ会社に入社する同期も少なくないです。気心知れた同期と地上時代、副操縦士昇格、そして機長昇格とキャリアを共に歩んでいけるのは最高だと思います。

まとめ

ということで、パイロットを目指す道のりとして私大の養成コースがおすすめな理由を書いてみました。大学時代のパイロットの訓練ネタについては今後もちょくちょく書いていきたいのでもし興味があったら読んでみてください。

それでは、また。

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