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金継ぎ モノを大事にするということ

どうも、こんにちは。
【株式会社自分の社長室】では、自由気ままにその日の出来事や趣味について書こうと思います。あまり「学び」のようなものは提供できないかもしれませんが、暇つぶしにゆっくり読んでみてください。


金継ぎってご存知ですか?割れた陶器を漆で繋げてそこに金を蒔くっていう、伝統的な日本の技術なんですけど、最近それのお試し版みたいなのをやっています。実家から持ってきたマグカップが割れてしまったので、新しいのを買うんじゃなくてやってみることにしたんです。金継ぎ。

そのマグカップが高価なものかというと全然そうではなくて、ありふれたムーミンのマグカップです。金継ぎセットは確か六千円くらいで、新しいマグカップを買うよりも全然高いし手間もかかるんですけど、それでも新しいのを簡単に買っちゃうんじゃなくて今まで使っていたのを直して使うことにしました。

例えば洗車とか、靴磨きとかもそうなんですけど、僕はそういうのが好きです。ずっと使っているものを手入れして、この先もずっと使いたいと思っています。車は段々汚れてきちゃうけど、こまめに洗車をしていればいつも新車に乗るようないい気分で車に乗れます。靴だって定期的にしっかり磨いていれば輝きを失うことはありません。何が言いたいかというと、お金を払って新しくしたり、綺麗にしたりするのは簡単なんですけど、多分満足度が高いのは自分で手間暇かけて育てていくことなんです。

今回、初めて金継ぎをしてみて上手くいかなかった箇所も沢山あるんですけど、きっとこの次はもっと手際良く綺麗に出来ると思います。こうやって身につけた技術は逃げていきません。この先の人生でどれだけ皿やコップを割ろうとも、簡単には買い換えずに何度でも直してやろうと思っています。

洋服とかも同じです。毎朝、着ていくシャツにスチーマーをかけてハリっとさせるんですけど、普段着でも同じことをやっています。ズボンの折り目が緩くなったらアイロンをかけるし、お気に入りのパーカーにソースがついて汚れたら死ぬ気で落としに行きます。

こうやって自分の持ち物を大事にすると、いくつかいいことがあって。
新しいものを買わなくなるので出費が減るというのもあるんですけど、何かを買うときに今まで以上に吟味する時間が増えます。ちゃんと最後まで使ってあげられるかな、とか、今持っている持ち物達に馴染むかな、とか。
そうやってちゃんと選んでいくと、いつの間にか自分の持ち物に「世界観」が生まれます。簡単に捨てたり、買ったりしない、選び抜かれた精鋭達の世界観ができあがります。そうすると、QOLが爆上がりします。だって全部お気に入りで、多過ぎず少な過ぎず、丁度良くなります。

こういう人生、良くないですか?

沢山稼ぐとか、そういうことも大事だけど、僕はお仕事を頑張って普通に帰ってきて、お気に入りのモノに囲まれて家の時間を楽しめればそれでいいと思います。休みの日は家の掃除をして、窓を拭いて、何かを修理して、たまには新入りを探しに行って、自炊をして、それを延々と繰り返すだけでいいと思います。

僕はたまたま、学生時代に勉強のやる気を上げてくれるような先生に出会って勉強を頑張れて、素敵な先生達に色々なことを教えられながらやりたいことを追求できて、たまたま夢を叶えられて、ある程度の自己実現が出来ているからこういう境地に達したのかもしれません。でも、みんな、仕事が出来るとか、自己実現とか、友達がいっぱいいるとか、モテるとか、そういう事の前に大事にするべきことがあると思っています。

ウェルビーイングってそういうことだと思います。

明日、いよいよこの線の上に金を蒔く。
内側は結構難しかった

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僕が使っている金継ぎセットはこちら

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