Fortniteメタバース自治体の活用事例7選：フォートナイトでできること
はじめに
近年、自治体によるプロモーション活動がますます多様化しており、新しいデジタルツールやプラットフォームが登場しています。その中でも注目を集めているのが「メタバース」と呼ばれる仮想空間です。特に、Fortnite（フォートナイト）メタバースを活用したプロモーションは、自治体にとって新しい可能性を開くものとして期待されています。本記事では、Fortniteメタバースを活用した自治体プロモーションの事例を紹介し、その可能性について解説します。
Fortniteメタバースとは
Fortniteは、Epic Gamesが開発・運営するオンラインゲームで、月間アクティブユーザー数は7000万人以上、総ユーザー数は5億人を超える大人気ゲームです。しかし、Fortniteは単なるゲームに留まらず、メタバースプラットオームとしての側面も持っています。Fortniteでは一般のユーザー（企業や個人）がメタバース・ゲームをデザインし、公開することができます。近年企業や自治体がFortnite上にゲーム・メタバースを制作しプロモーション・ブランディング目的での利用も進んでいます。他のメタバースとの違いとして、Fortniteは既存の巨大なユーザー基盤を持ち、特に若年層に人気が高い点が挙げられます。また、高度なグラフィックとインタラクティブな要素が、プロモーション活動をより魅力的に演出します。
自治体プロモーションの新しい形Fortniteメタバース
自治体がプロモーションを行う目的は多岐にわたります。観光誘致、地域の魅力発信、文化イベントの告知などが主な目的です。従来の手法としては、パンフレットやテレビCM、SNSを活用したオンラインキャンペーンなどが一般的でした。
しかし、デジタル化の進展とメタバースの登場により、自治体プロモーションは新たな段階に入りました。メタバースを活用することで、物理的な制約を超えた広範囲なプロモーションが可能となり、特に若年層へのリーチが期待できます。メタバースでのプロモーションは、インタラクティブな体験を提供できるため、従来の手法に比べてエンゲージメントが高まりやすいというメリットがあります。
自治体のFortniteメタバース活用事例
Fortniteメタバースの自治体の活用事例① 熊本の事例
熊本県は熊本を舞台にしたステージ「くまモン島」を公開。ゲーム内では熊本城をはじめとした県の主要観光地を再現し、「くまモン」が重要キャラクターとして登場。このように自治体においては地域の観光スポットや名所をFortnite内に再現しプレイヤーに遊んでもらうことで地域の知名度の向上や観光客の増加を狙ったプロモーションが行われています。
Fortniteメタバースの自治体の活用事例② 和歌山の事例
観光客の誘致を目指して「ユタカ交通」と「一般社団法人新城下町DMC」がメタバース和歌山実行委員会を立ち上げ、Fortnite上に和歌山城や和歌山駅前を再現したメタバース・ゲームを開発しました。また合わせてフォートナイト下手くそおじさんこと吉本芸人・小籔千豊さん主催のオンラインeスポーツ大会Fortnite大会イベントが和歌山マップ上で行われました。
Fortniteメタバースの自治体の活用事例③ 別府温泉の事例
「別府市制100周年」を記念し企画されたプロジェクト「BePPU BUSTERS」では現役のゲームクリエイターと学生、市民が、協力して別府の街並みや温泉地をメタバース（仮想の3D空間）上に作り上げる市民参加型プロジェクトです。esports施設「e-XP」に設置された開発ルームに行くと開発工程の見学や企画開発の体験もできるようです。
Fortniteメタバースの自治体の活用事例④ 伊香保の事例
伊香保デジタル化実行委員会制作の「METAIKAHO」は、群馬県にある伊香保温泉石段街やその近隣の観光名所を再現しています。石段街の風情を丁寧に表現されており、 古き良き時代の風情が漂う石段街での白熱したバトルを楽しめるます。
Fortniteメタバースの自治体の活用事例⑤ 横浜の事例
「横浜GGプロジェクト」の取り組みとして、横浜みなとみらいを舞台にしたメタバースコンテンツ「TIME ATTACK BATTLE」をフォートナイト上に制作。
みなとみらいを舞台としたパルクールでタイムアタックをするメタバースコンテンツ、3分以内にゴールを目指しながらコインを集め、そのスコアを競うものとなっています。
Fortniteメタバースの自治体の活用事例⑥ 兵庫県の事例
神戸市の観光名所のひとつであり、日本三古湯・三名泉として知られる有馬温泉の街並みを再現、有馬温泉の「金の湯」を忠実に再現しており、建物横には、現実世界同様に足湯を併設し、ユーザーはアバターを通じて足湯の疑似体験をすることが可能となっています。
Fortniteメタバースの自治体の活用事例⑦ 大阪の事例
「OSAKA CASTLE SPEED TRIATHLON」は、大阪の実際の街とリアルイベント「大阪城トライアスロン」をバーチャル体験できるメタバース・ゲームとなっております。
自治体がFortniteメタバースを活用するためのステップ
Fortniteメタバースの目的と目標設定
自治体がFortniteメタバースを活用する際には、まずプロモーションの目標を明確に設定することが重要です。どのようなメッセージを伝えたいのか、どの層をターゲットにするのかを具体的に考えます。
Fortniteメタバース制作会社・開発会社の選定と依頼
次に、Fortniteメタバースを開発しプロモーションを実施するためのリソースを確保します。必要に応じて、Fortniteメタバース制作会社やデジタルマーケティング企業と提携することも検討しましょう。
Fortniteメタバースの企画開発
プロモーションの実施には、仮想空間内でのコンテンツ制作やイベントの企画が含まれます。クリエイティブなアイデアを盛り込み、ユーザーが楽しめるインタラクティブな体験を提供することが成功の鍵です。また開発したメタバース自体のプロモーションも行う必要があります
Fortniteメタバース自体のプロモーション
Fortniteメタバースは開発するだけでなく、メタバース自体にユーザーを集客する必要があります。SNSマーケティングやインフルエンサーを起用したライブ配信やSNS投稿、イベントの開催などを行いメタバースのプロモーションを行います。
Fortniteメタバースの効果測定
プロモーション実施後は、効果測定を行い、成果を分析します。ユーザーの反応やエンゲージメントを評価し、今後のプロモーションに役立てるためのフィードバックを収集します。
自治体向けFortniteメタバース制作スタジオ
Fortniteメタバース開発スタジオ「EASY STUDIO」
弊スタジオ「EASY STUDIO」では企業や自治体向けにFortniteメタバースを利用したプロモーションプランを提供しております。これまで20以上のゲーム・メタバースをFortnite上に制作リリースしており、企画・開発・運用・PR・効果測定までトータルでサポート可能となっております。以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
https://easy-studio.jp/contact
Fortniteメタバースの開発費用
Fortniteメタバースの開発費用はマップの規模、ゲームの複雑さ、独自アセットの量に応じて変化します。EASY STUDIOでの開発の相場は100万円~1000万円としておりますが、規模によってはそれ以下のご予算でも相談可能ですのでお気軽にご相談ください。
まとめ
Fortniteメタバースを活用した自治体プロモーションは、新しい形の地域PRとして大きな可能性を秘めています。仮想空間内でのプロモーションは、物理的な制約を超えた広範囲なアプローチが可能であり、特に若年層へのリーチが期待されます。自治体がメタバースを効果的に活用することで、地域の魅力を最大限に引き出し、観光誘致や地域活性化に貢献することができるでしょう。
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