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生成AIは鉱物をも欲するモンスター

人間の我欲は、尽きる事がないのだろう。
AIブームは、データセンターと電力需要で銅需要が逼迫し、太陽光発電所から銅線の盗難事件も増加しています。
外国人による銅線盗難件数も増加しており、国内治安も悪化しつつあります。

【データ関連のまとめ】
総務省が公表した令和6年版 情報通信白書によれば、日本のデータセンターの市場規模(売上高)は、2022年に2兆938億円であり、2027年に4兆1,862億円に達すると見込まれています。
同資料によると、日本のクラウドサービスの市場規模は、2023年は3兆1,355億円にまでおよび、高い成長率を遂げています。大手サービス(AWS・Azure・GCP)では特にAWSの利用率が高く、PaaS/IaaS利用企業の半数以上を占めています。

McKinseyの分析(2023年1月)によれば、米国のデータセンター電力需要は、2030年までに年率約10%の成長が予測されており、2022年の17GWから2030年までに35GWにまで達すると予測されています。
今後、大規模なクラウドサービス企業などのハイパースケーラーが独自で保有するデータサーバーの割合が増加することも指摘されています。

世界の生成AI需要は2023年に、106億米ドルとなる見込みです。
生成AIの適用/応用範囲は今後も広がり、市場は拡大を続けるとみられる。中でも、製造分野は大きな伸びを見込んでいます。
製造現場における業務支援や製品開発支援など、適用範囲は多岐にわたり、2030年には507億米ドルの規模になると予測し、年平均成長率は54.6%です。
それ以外では、金融や公共、通信・放送分野などで、生成AIの利活用が広がるとみている。

JEITA資料引用

【生成AIブームのよる銅不足】
~引用~
ゴールドマン・サックスが21年に「新たな石油」と呼んだ銅の供給不足リスクがにわかに注目されている。生成AI(人工知能)ブームを背景とするデータセンター建設と電力需要の増大が、銅需要に拍車をかけているからだ。
銅は高い導電性と熱伝導性を持ち、安価で加工性にも優れることから、幅広い産業で利用されている。

【銅線盗難件数】


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