誓いにもならない

 昨日の分をすっかり忘れていた。一応毎日更新したいなあなどと考えていたんだけど、継続は苦手な人種なので、またやっちゃったなーって感じ。二回とも日が変わってから更新してるので、今日中に投稿出来たらセーフってことで……。せめて三日坊主くらいは名乗りたいので、ギリギリだけど更新しておきたい。こういう細やかな「へたくそ」が積み重なってできている。

 こんな風に、ああ、生きるのへたくそだなあと思う瞬間は結構ある。周りの人間が誰も共感してくれないものでいうと、爪を切るときに毎回右手薬指を飛ばしてしまうこと。左手の親指から順番に切っていくんだけど、小指まで行って、右手に移行して、そっちも親指から小指まで。変な習慣は何もないし、いたって普通なはずなんだけど(そもそもの爪切りが下手すぎて破片がぶっとんじゃうのとかは置いといて)、なんでかいつも飛ばしてしまう。

 そしてそれに気づくのが、切ってから数時間後というのがたちが悪い。パソコンのキーボードを叩いたり、ベッドに床を手をついたりしたときに、不意に変な感覚がして、それでようやく切り忘れに気付く。切り忘れなんて毎回やるし、しかもご丁寧に右手の薬指で固定なのに、なんでか忘れるし気付かない。切り忘れに気付いてから、そういや毎回やってるなって思い出す。ここまでテンプレ。ここから天ぷらではない。

 何か不便があるかというと、特段困ることはない。爪切り用の道具を直しちゃってるから、めんどくさいなあって思うくらい。でも一か所だけ伸びてるのってなんかかっこわるいし、一回気づいちゃうとずっと気になってしまうので、気づいてから数十分ごろごろしてからようやく切りなおす。これくらいの怠惰はみんなやるよね? 手つないでてください、どうか。ひとりにしないで。あわよくば爪切り忘れ仲間も欲しい。傷口舐めあわせて。

 いや、まあ、なくなるのが一番いいんだけどね。不便がないとはいえ、なんか嫌なことには変わりないので。こういうちいさい「へたくそ」が積み重なって出来た生命体として、なんとなく生きていきたけど、全部ちゃんとできたらすっごい気分良く息ができる気がする。してみたいな、良い呼吸。

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