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子どものころに見た風景


私、8月下旬にインフルエンザに感染してしまったのですが、体調が悪くなる数日前の早朝に明晰夢を見ていました。

その日の朝、一度、目が覚めた後にウトウトしていると、子どものころに見た風景と思しき場所が頭に浮かびました。
あ、これは夢だと分かっている状況です。
神様からのメッセージだったのでしょうか。
夢の内容は以下のとおりです。


私は道路脇の歩道を歩いていた。
道路の左側は住宅地、右側は何もない野原だった。
その道端に一本だけ麦のようなものが生えていたのが見えた。
その野原に一本道ができていて、その道の正面奥に神社が見えた。

たったそれだけ。

直感的に子供のころに見た「あの場所」だと思いましたが、実際の記憶とは少し違います。
左側の住宅地はそのとおりですが、右側は何もない野原ではなく、雑木林や田んぼがあって、神社は舗装されていない一本道の左側に建っていたはず。
そう思い、グーグルマップと「昔の航空写真」というスマホアプリで確認したところ、記憶のとおりで間違いはなかったようでした。

神社の近くで遊んだ記憶はありますが、子どもの私がお参りはしていないと思います。
それでも神様に呼ばれたのでしょうか?

この夢を見て、その田んぼでアオダイショウを見てビビったり、神社の近くでクワガタを捕まえた記憶が蘇りました。
オタマジャクシを大量に捕まえたのも、この田んぼだったかも。

ただ、記憶の中にある雑木林や田んぼは、私が小学校低学年ころの話。
ある年、田んぼに行ったら稲が植えていなくて、友達がこの田んぼはもうやめたらしいようなことを言っていました。
そして、私が小学校高学年になるころには、田んぼも雑木林もすべて住宅地になっていました。

夢に出て来た神社は、今もその場所に現存しています。
昔、住んでいた場所ですが、それほど遠くはないので、暑さが落ち着いたら行ってみようかな、と思っていましたが、その後から体調が悪くなり、1か月経ってしまいました。


1965年の航空写真、
中央の白い+印が夢に出た神社。


同じ場所の1976年の航空写真、
同じく中央の白い+印が夢に出た神社。


1965年(昭和40年)だと神社の下は雑木林や田んぼになっています。
1976年(昭和51年)だと開発が進み、神社の左は道路ができて一軒家が建ち並んでいます。
夢で見た風景はこの間の1973年(昭和48年)くらいだと思います。

しかし、よくよく考えてみたら、私が小学校低学年なのは50年くらい前のこと。
半世紀前。
笑うしかない。

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