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”Project Darkroom” 写真現像のWS  コーヒー屋を暗室に!

今回は、フォトグラファー津田健太郎氏を講師に迎え、フィルムカメラでの撮影、現像、プリントを学び、体験しました。

使い捨てカメラの「写ルンです」が再流行したり、若者の中でもフィルムカメラを好んで使う人も増えました。i phoneでフィルム風写真に加工した写真をSNSで見かけることもしばしばあります。

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しかし、フィルムカメラ、現像、プリント、言葉は知っているし、なんとなくのイメージはあるけど、実際に見たり体験したことがある人は、少ないと思います。
ワークショップとして体験できる場があれば、興味を持つ人も多いはず、ということで今回の企画が実現しました。

ワークショップで一番おもしろかったのは、写真のプリント作業も、作品作りの中で大きな役割を担っているという点でした。焼く人によって、濃淡の付け方や、トリミングの仕方も違います。
顔の部分だけ明るくする、背景だけ濃くする、デジタルだとPC上でクリックするだけのため「加工」感が強く、写真なのか画像なのか分からないと感じますが、フィルムからの手焼きの場合、文字通り自分の手で光を遮り、動かし、露光時間を変え調整します。引き算し足し算し作品を完成させていきます。

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最終的にrawデータから吐き出したJPGと手焼きをスキャンしたJPG、データとしては同じですが作り方が全然違い、手焼きの写真は手作りの作品なんだと分かりました。
今回は、デジタル一眼レフカメラを普段から触っている人が多かったため、会話の内容が深く、デジタルとの比較考察が多かったのも興味深かったです。
ISO感度なんて露出を決める1つの数値と思っていましたが、フィルムを知ることでISOと粒子が結びつき、新たな気づきも生まれました。デジタルの良さを知れたのも良かったです。

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僕自身、デジタル一眼レフカメラを10年以上使っていてフィルムカメラを触りたいと思いつつも、結局ディスプレイ上で使う事を考えると、フィルムカメラを使う良さや楽しさが見出せず所有する事はありませんでした。今回、津田氏との会話をきっかけに僕もフィルムカメラを購入しました。

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フィルムを触り始めてデジタルとの違いや、どういうふうにアウトプットするかなど考えるのも楽しいです。結局インスタに載せるならデジタルでいいのでは、フィルム風にも加工でできるし。でもフィルムカメラ自体の鉄っぽさは物として好き。
次は自分がフィルムで撮った作品を、自分なりの展示で発表したいと思います。

そして、僕はカメラに限らずデジタルとアナログの狭間が好きなんだと改めて感じました。

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