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ゴールデンカムイ展の感想など徒然に

好きだったり興味がある関連で色々重なり過ぎてる今日この頃。

先日は新潟市新津博物館で開催中のゴールデンカムイ展へ。

先に熱量の程度でいうと個人的には根強いファン、というよりは結構好きなアニメ、漫画という範疇。
というのも、アニメ4期までは通しで観た後、続きを漫画で読んだところであり、映像化されていない多数のエピソードについては知らない、という笑

昨年アニメを観た頃から自分周りの知人、友人、親族やら比較的ゴールデンカムイについてシンクロするかのように話題が度々出るようになり、札幌に行き、開拓村の訪問やアイヌ料理店でチタタプする機会にも恵まれたり、そうこうしてる内に実写映画も公開されて観に行くなど、まだ初視聴から一年も経過しない内に割とゴールデンカムイに触れる機会が多くあった。

さて、そんな流れでのゴールデンカムイ展。
高校生の息子と娘を連れて行くことに。
(蛇足も蛇足だが、バツイチ独身後もありがたいことに交流が続いてる。)

特に息子が大ファンであり、同展覧会もファイナルという事なのでこの機は逃せないという思いも。

さて、そんな経緯で訪れたゴールデンカムイ展。

まずざっくりとした感想として

「こんなに笑った展覧会は、はじめて笑」

展示内容が、ゴールデンカムイという作品が持つ、笑い、知的好奇心、をしっかり押さえていた。

自分の中ではその象徴的な展示パネルがこれである。

企画側も楽しかったでしょうな笑

「金塊争奪戦に見る当時の文化」というもっともらしいタイトルのこのパネル。

取り上げている内容も一見すると何かもっともらしさがあるのだけれど、

谷垣やん?これ全部谷垣やん?

作者が谷垣源次郎というキャラを好んでいるというのはなんとなく知っていたが、さりげなくもあからさまに谷垣で埋め尽くされたパネルの前で不覚にも爆笑してしまった笑

他にもキャラクター紹介のコーナーでも、なんの脈絡もなく谷垣ブロマイドが潜ませてあったり、某ランドの隠れミッキーの如くアチコチで谷垣を見かける事に。

入場口付近に飾られた主要キャラのパネル。他のキャラは標準衣装であるが谷垣だけなぜ笑

極め付けは、展示のラストであるのだけれど、それはあえて伏せておきたい。

こんな具合に思わず笑ってしまう展示の数々ではある一方で、多数の原画や現物資料も見応えあり。

繊細な線で大胆で迫力のある絵の数々。
原画を見るとよりそう感じさせてくれる。
アシリパのマキリなど。
繊細な意匠が凝らされた工芸品を間近で観られる貴重な機会となった。
アイヌキャラゆかりの展示物は特に多かった。
ウィンチェスター社製 M1892。
作中で土方歳三が愛用するライフル資料。
資料の多くは作者さんの所有物の様子。
カラー原画を寄せ集めた一角の一部。センター付近。
やはり、その中心は彼なのであった笑



さて、楽しい展示会の後は、グッズ売り場へ。

谷垣のフローティングボールペンが買えればええかな?くらいの気持ちで物色しはじめたら結果色々買ってしまっていた笑

3人で買ってしまった諸々。他にもあるのだけれど割愛笑
お子達よりボチボチ父の日だからと贈られたのが鶴見カップという嬉しいネタ。
よぉ、わかってる笑


その他雑感として。

この展示会、ざっと観たところ女性客がとにかく多かったのが驚きであった。割と若い女性が多かった印象。中にはいわゆる「痛バ」や「ぬい」といった主に腐女子界隈で見受けられる推し活の象徴的なアイテムを持参している方も多く見かけた。
青年誌掲載のどちらかと言えば男臭い作品に、こういった層からも支持されている様子で意外であった。

以前聴いたポッドキャストで、ゴールデンカムイのアイヌ文化監修に携わっていた中川裕氏の談話の中でも「アイヌ語講習に参加される方が定年後の男性ばかりであったが、ゴールデンカムイのヒット後、近ごろは若い女性が多い」といった趣旨の事を話されていた。

近頃、知的文化活動(といって良いのかわからないが)の分野で男性より女性の方が見聞を深めたり創作を行う事などに積極的な人が多く観られるように感じている。
あくまで自分の観測範囲なのでアテにはならないのだけれど。

同作でのアイヌの少女アシリパの描かれ方にも、どことなくそんな風潮が垣間見える気がするのであった。

#ゴールデンカムイ #ゴールデンカムイ展

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