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協業を成功に導く方法とは?

とあるスタートアップ企業と協業する事が大筋で決まりました。

スタートアップ企業との協業なので、決して確度の高い取り組みというわけではなく、正直短期では成果が出ない可能性の方が高いかなと感じています。

これまで何度かコンサルティング会社とのプロジェクトで苦い思いをしてきたので、難易度は高いものの何とか成功の確率を上げていきたいところです。

失敗の本質

どこを"いつ"目指しているのか?

過去に失敗したプロジェクトに関しては、目指す姿がカウンターパートであるコンサルティング会社や社内の関連部門と合意できていなかった事が共通の要因として挙げられます。

プロジェクト化される場合は特定の人や組織の強い課題意識があります。

では、社内の関連部門が同じ課題意識を持っている場合の方が多いでしょうか?

私の経験上ですが、課題認識自体は持っている事が多いと感じています。

しかし、同じレベルで危機感を持っていますでしょうか?

こちらも私の経験上にはなりますが、主管部門以外の人は危機感を持っていない場合の方が多いです。当然危機感を持っていれば課題解決の取り組みは実行してますでしょうしね。

なので、最初に目指す姿を合わせる事も必要ですが、それ以上に同じレベルの危機感を持つ事の方が重要です。

一刻も早く社会課題を解決したい

これまでは外資系や日系大手のコンサルティングファームとの協業が多かったのです。

当然優秀な方ばかりでしたが、どこか教科書的と言うかビジネス書籍に記載されている様な内容が中心でした。

「戦略の定石がこうだから、御社のケースはこう」という内容で、「それは十分に分かってて、リソースや社内政治の問題で実行できないから困ってるんだけどな…」とプロジェクト自体が尻すぼみに。

何となくプロジェクト事務局の人達の「やはり自分たちの分析は正しかった」という根拠のために使われていた印象です。

今回のスタートアップ企業はビッグデータを用いて社会課題を解決するという強い意志を持っており、我々も自社の課題解決にビッグデータを活用させてもらいつつ、我々の余剰能力で社会課題を解決できないかを並行して検討を進めます。

短期的に自社の課題を解決できないにしても、社会の課題を解決する事で新たな収益源とする事もプロジェクトの前提に置いています。ここが今回のプロジェクトで共通認識を持たせた部分になります。

危機感に関しても、経済停滞による荷量減少で物流現場が落ち着きを取り戻した今しかないという事で、少々強引でしたが"とにかく今なんだ"と危機感も同じレベルで持つように根回ししました。

こういった取り組みは初めてなので、正直社内から微妙な反応があったのも事実ですが、これから企業を成長させるためには、社会課題の解決の視点は必須です。

企画部門からはお手並み拝見といった感じでモニタリングされてしまいますが、杞憂に終わらせるべく年明けからのプロジェクト開始に向けた準備を年内に進めたいと思います。

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