人間は煩雑になるほど力が湧かなくなる(呻吟語を読む)

人間は煩雑になる程、根源から遠ざかり、生命力が弱くなる。
例えるなら木と同様である。
あまりにも枝葉が茂り過ぎたり花や実がつき過ぎたりすると、一時的にはさかんに見えるが、実はそれによって木の生命力は非常に弱くなる。
人間も同じように徒に煩雑な外面の現象にとらえられると、だんだん生命力が減退してくる。
生命力を強くするためには常に内に返らなければいけない。
内に返って己に徹するほど力が出てくる。


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