タイのデジタル化事情について

この記事がカバーしている内容

✅タイのデジタル化の全体像
✅タイの銀行アプリについて
✅タイの携帯キャリアアプリについて
✅タイのプリンタアプリについて
✅タイでクレジットカードはつかえるのかについて
✅タイのウェブサイトについて

タイは全体的にデジタル化に積極的

タイは、Thailand 4.0などをみてもわかるように、デジタル化にかなり積極的です。実際にバンコクでは、多くのことがデジタル化されていて、分野によっては日本より先進的なのではないかと感じることもこともあります。

タイの銀行アプリとQRコード決済

タイで、一番デジタル化の恩恵を感じるのは、銀行アプリによる決済です。
タイでは、多くの主要銀行が対応している統一されたQRコード決済システムがあり、銀行アプリを通してQRコードをスキャンして決済を完了することができます。

他にも、銀行アプリでは以下のようなことができます。

1. QRコード送金

2. アプリから送金

3. カードレス出金

4. アプリのトップアップ

5. 明細書のダウンロード

使える場所と場合

銀行アプリのQRコード決済はほとんどどこでも使えます。たとえば、マーケットやオンラインショッピング、タクシーの支払いなどでも使える場合が多いです。

使えない場所と場合

使えない場所は、セブンイレブンやバス、船などのローカルの公共交通機関などです。

もし、現金のみの場合でもバンコクならたくさんATMがあるのでカードレス出金ですぐに引き出せます。ちなみにタイの銀行からの出金は手数料無料です。

SIMカードと携帯キャリアのアプリ

タイの主要携帯キャリア会社もアプリを提供しています。SIM購入時にカウンターでお願いするとインストールと設定などをしてもらえます。このアプリからプランの更新やオプション購入などができます。

また、タイでもe-SIMはあります。

書類の印刷

書類の印刷も日本でコンビニにあるプリンターのように、アプリを通して印刷できるアプリがタイにもあります。支払いは、トップアップ(アプリに入金)、銀行アプリを通してなどのオプションがあります。

クレジットカードは使えない場所が多い

タイのキャッシュレス決済では、銀行アプリによる決済が主流で、ショッピングモールの店やオンラインショッピングなど以外はクレジットカード対応していない店が多いです。

タイのウェブサイトと不確実性

ここまで読んで頂くとタイすげーとなるかも知れないのですが、残念なことにタイのウェブサイトやアプリはうまく機能していない場合が多いです。見た目は良いのに、連絡フォームに連絡しても返事が来ない、ボタンのリンクが機能していない、サイト内だけで手続きが完結できないといったことがよくあります。

また、情報によっては、正しい情報があまりネットになかったりします。例えば、長距離バスやバンなどの情報は、ネットだととても少ないのですが、実際はもっと多いです。バス会社に電話するか、バスターミナルに直接行って聞くのがいちばん確実です。バスに限らずタイでは、よくあることで、電話、直接聞くが一番有効です。

まとめ

タイは、かなりデジタル化に積極的で先進的な取り組みやシステムもあります。しかし、一方で、見た目は良いのにうまく行っていないものも多くあるというのが現状です。