形態の中に金星的ふるまいを探してみる
ただいま『星々と木々 ゲーテシュタイナー科学への道』の集中ゼミをおこなっています。特に参加者の方に伝えたい内容ではありますが、まとめてカテゴライズするという意味でnoteを使います。誰でも読めますが、クラス参加者を対象にしているので説明は不親切です。
以下、
『星々と木々』ゼミに参加のみなさまへ
白樺と金星についてみてきましたので、金星的な振る舞いは何か?というのを、ちょっと身近なところで観察していただけるとよいかなと思います。
例えば、トップ画像の写真。お借りしたものですが蓮のつぼみのようですね。植物は花の領域に近くなると、つぼみをつくりますが、「包み込み、内側で何かが成長するスペースをつくり育む」しぐさをします。
*これも金星的振る舞いにひとつなので、すべてではないです。
つまり、花の領域に差し掛かると、だいたいの植物には金星の力が働いていると見ることができます(そうじゃないものを探してみると面白いです)。
では、葉っぱの領域ではどうなのか?
次に出てくる新芽を先に出てきた葉っぱが守るような振る舞いをする植物もあります。包み込み、スペースをつくり、守り育む、というような姿が感じられるかに注目してみます。
ヤロウは金星的植物といわれますが、こうしてみると、なるほどなと思います。
レディスマントルは先に出た葉っぱというよりも、苞葉に包まれていて、葉なのに、花のつぼみの様相が見られます。後から開いてくる葉っぱも、美しく折りたたまれていて花のような様子です。
と、基本的なとらえ方はここまで。
今は冬なので、雪に埋もれた我が家には室内で冬越し中の植物しかありませんが、もうすぐ立春に向かう中、植物たちは動き出しています。
「あら、いつの間にか新しい葉が出てきた」とか、そんな様子を見ることができます。
しかし、金星的な様子が見られる子たちはいませんでした。
例えば、こんな感じです。
たぶん、葉脈からしてオオバコかなと思います。
ベビーリーフで食べている白菜です。室内のプランターで栽培しています。
いずれも、先に出ている葉に包み込む様子はなく、広がっていますね。カトレアが若干、葉の基部が深いので、奥深くから出てくるような感じはありますが、包み込んでいるかというとそんな感じでもない。
従って、これらには、形態の観点から見ると、今のところ金星的しぐさはあまり感じられないということになります。
時間をおってみないといけないことや、質的なところに潜んでいるかもしれませんが、まずは、形態から見れることのお話でした。
というわけで、身近にあるもの、いろいろ観察してみてください。
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