見出し画像

身体にそこそこ気をつけてるわたしが養生ご飯をはじめた話2

玄米なし、動物性なし、油なし、甘味なし、海藻なしの食生活を始めて1ヶ月。この1ヶ月は楽しさ半分、葛藤が半分という感じ。思いつく料理が作れないストレスで、正直、料理の楽しさを忘れてしまっていた。朝起きたら四六時中食べ物のことを考えて楽しんでいたのに、それを食べれない&作れないストレスといったら・・という感じで、今思い出してもわたし、全体的にイライラしてたよなぁ。それにこのご飯で義父の病状をよくするんだ!という自分で自分に掲げた大きな責任に押しつぶされそうになっていた。

ちなみに暑い夏の真っ只中に作りたかった料理は、「油たっぷりのピリ辛麻婆豆腐を麺の上にかけた混ぜ麺」とか、「夏野菜をオリーブオイルでじっくり焼いてから作るやみつきラタトゥイユ」とか。家庭ではほぼ完全ヴィーガンの食生活をしていたのだけど、動物性料理に負けないインパクトのあるヴィーガン料理は、油や、練りゴマのような油分を多く含む食品が味の決め手になることもすごく多い。毎日、毎食、キッチンに立ってはわたしは困っていた。

そんな試行錯誤をしながらの養生ご飯でも身体は正直なもので、1ヶ月の間決められた食事をしていると3者3様の変化が出てくる。

【義父の変化】・・・朝起きてすぐの鼻水が出なくなった(乳製品抜き)、踵のカサカサがツルツルになった(パン抜き)、長年摂取していた睡眠導入剤を飲まなくても夜眠れるようになった(冷えの改善)、肌がピカピカに綺麗になった(パン抜き)、体温が上がってきた

【主人の変化】・・・早起きできるようになった(油抜きによる消化のしやすさ?)、身体が軽くて疲れにくい(油抜きによる消化のしやすさ?)、あからさまに汗の量が増えた(代謝UP&動物性の排毒)、身体の右側に湿疹ができた(陽性の排毒)

【わたしの変化】・・・くしゃみ&鼻水が出るようになった(乳製品の排毒?)、身体の左側に火傷と毎日のように小さな怪我(陰性の排毒)、朝スッキリ起きられなくなった(排毒?)、身体がすっきりした、そばかすが薄く皮膚に白さが出た

などなど。1ヶ月くらい経って目に見えて義父の肌が綺麗になったこと、主人が以前よりパワフルに動いている毎日に嬉しくなり、わたしといえば、1ヶ月経つ頃には養生ご飯作りにも慣れてきていたし、何より今までで一番くびれが出来て、ご機嫌に。病状が出るほどに排出すべきものを溜め込んできて、食生活も一番変化した義父の変化は、すごかった。義父は1年中毎日飲んでいた500mlほどのコーヒー、パンとチーズ、季節問わず年中バナナを入れて食べていた豆乳ヨーグルトを一切やめた。

コーヒーもオーガニックの豆を毎朝挽いて淹れていたし、パンはオーガニックの小麦と天然酵母を使ったホームベーカリーさんの自家製、無添加のチーズに、有機無調整豆乳の手作りヨーグルト、バナナももちろん有機バナナ。という一見健康的に見えるこの食事は、遠く1年中暖かな南国で暮らしている人であれば身体に触らなかったかもしれないが、四季のある日本で米を食べて育ち、肉魚野菜を食べてきた義父には、これらがない時の身体の方が動きやすそうだった。もちろん母親のお腹にいた時の食べ方だって本人が大人になった時にすら身体に影響するから、食事というのは面白く奥が深い。

そうゆうわけで食養を開始して1ヶ月。

やっと、食養のご飯を作る楽しさわかってきて、ここからがわたしの本当のスタート。気持ちにも余裕が出てきたからか、病気という形で、家族3人で食養をはじめるきっかけをくれた義父にも感謝の気持ちが湧いてきたのはこの辺りでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?