【浜岡原発】断層が何本もあるため建屋を一直線に建設できなかった そこに五基も建てた非常識に絶句
転載
浜岡原発の建屋が一直線に並んでいない理由 あまりの非常識に絶句
(上図)「浜岡原発・敷地内地質図」 (引用元[1])
(下図)「断面図」 (引用元[2])
先週の火災に続き、またボヤ騒ぎを起こした浜岡原発[3]。
管理のずさんさに驚くが、この原発、建屋の配置からして不揃いでデタラメなのだ。
上図を見てほしい。
複数の原子炉を建設する場合、建屋を一直線に並べるのが常識である。
福島第一・第二も柏崎刈羽もきれいに並んでいる。
ところが浜岡はバラバラである。
しかも、本来なら大量の海水を取水・排水するタービン建屋を海側に建てるのが常識だが、
山側にもってきている。
この敷地には赤線で示す通り断層が何本も走っている。
それを避けるために、苦肉の策でこのような不揃いな配置になったことは明らかである。
原子炉建屋とタービン建屋の間には何本もの重要な配管が走っているが、
何と両者は別の地層の上に乗っているのだ。
地震で地層がずれたらどうなるか、子供でもわかるだろう。
よくもこんな危険な敷地に無理やり5基も原子炉を建てたとあきれる。
本来なら絶対に原発を建ててはならない土地である。
あまりの非常識に絶句する。
さらに驚くべきは、それでも中部電力は10年で1兆円以上を費やし、再稼働を目論んでいることだ。
原子炉を稼働しなくても、使用済み燃料プールの中で燃料を冷却するだけでも危険である。
できるだけ早く、安全な場所で乾式貯蔵しなければならない。
この地域は大地震、それも直下型の地震が迫っている。
浜岡原発は一刻も早く廃炉・閉鎖しなければならない。