米国防総省はウクライナ戦争が2023年以降も続くと推測
タイラー・ダーデン
zerohedge
2023年1月21日(土) - 09:20 AM
2023年になってまだ1ヶ月も経っていないのに、米国の最高位の将軍はすでにウクライナ戦争が今年中に終わることはないだろうと予測している。
マーク・ミリー米統合参謀本部議長は、ドイツ・ラムシュタイン空軍基地で開かれた米国主催の連合国防相会合に出席し、ウクライナへの武器供与を中心とした戦況について大局的な評価を行った。
ミリー将軍は次のように述べた。「軍事的な観点からは、今年中にロシア軍をウクライナの隅々から追い出すことは非常に困難であると私は考えている。ロシアが占領したウクライナの隅々からロシア軍を追い出すことは軍事的に非常に困難です」。
画像はAP
Milley氏はコメントの中で、現在、ソレダルとバフムートのエリアでの(ロシアの)攻勢を除いては、ほとんど「静的」な前線が存在すると述べた。
会議では、ウクライナへの武器供与の拡大が約束されたものの、議論を呼んでいる欧米製重戦車の派遣については、大きな決定がなされなかった。
その代わり、バイデン政権は、ウクライナ軍にM1エイブラムス戦車を送らないという決定を堅持するという。同時にこれは、ウクライナ軍がロシア軍を現在の前線、特に現在激化しているバフムトの戦闘から押し戻そうとする大きな試みを控えるという意味も含んでいるのかもしれない。
「米国高官はウクライナに対し、最新の兵器供給と訓練が行われるまで、ロシア軍に対する大規模な攻撃を控えるよう促している、とバイデン政権高官が語った」とある国際報道があった。
これに続くのが"匿名を条件にロイター通信に語ったところでは、米国はウクライナにエイブラムス戦車を提供しないという決定を堅持しているとのこと。"
2023年はまだ始まったばかりですが、国防総省はこの戦争が膠着状態に陥り、2024年までずっと続くと予想しています。
悲しいことに、どちらの側でも犠牲者は増え続けるだろう。西側諸国は、当分の間、それぞれの国防予算の大幅な拡大に乗り出すことは避けられないだろう...。
以上
*米国は2013年もウクライナ戦争を放棄するつもりはないという意思表示だろう。かと言って高価な最新兵器を送り込んでウクライナを優勢に立たせるつもりもない。無尽蔵にあるウクライナ兵の命を使ってロシア軍の武器兵器在庫を減らし疲弊させることが今年来年あたりの戦略目標では。キッシンジャーがロシア軍を東部でロシアが併合した4地域から押し出せと言っているのが興味深い。それは欧米の軍部への指令であろう。