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トライアスロンの歴史と種目


こんにちは!HANAです。

今回はトライアスロンの歴史と競技種目についてお話ししていこうかと思います。

スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(走る)
この3種目を連続して行う競技がトライアスロン。

ラテン語の3を意味する「トライ」と、競技を意味する「アスロン」を組み合わせたことが語源と言われています。


1974年に米国カリフォルニア州サンディエゴで誕生。
1989年には国際トライアスロン連合(ITU)が設立され同年に第1回ITU世界選手権大会がフランスで開催されました。
2000年のシドニーオリンピックで正式種目として採用され、Tokyo2020(東京五輪)で6大会目の実施となります。

日本でのトライアスロンの歴史は、1981年の鳥取県•皆生温泉で開催された大会が始まりと言われています。
1984年に日本トライアスロン連合(JTU)が設立。
1999年には日本オリンピック委員会(JOC)に加盟し、より多くの人にその存在が認知されました。


一言にトライアスロンといっても、距離は様々です。


トライアスロンと言うと、アイアンマンに象徴されるような、スイム3.8km+バイク180km+ラン42.195kmで行われる長距離をイメージされる方も多いと思いますが、実際には競技距離の異なる様々なタイプがあり、名称が決まっています。

⚫︎スプリントディスタンス
⚫︎オリンピックディスタンス
⚫︎ミドルディスタンス
⚫︎ロングディスタンス
⚫︎アイアンマンディスタンス

この他にも、独自の競技距離を採用している大会もあるので、ステップアップしながらそれぞれのレベルにあったレース選びをする事が可能です。

それでは距離別に特徴をご紹介していきます。


【スプリントディスタンス】合計25.75km
スイム750m バイク20km ラン5km

初心者の方なら1時間30分前後を完走時間設定とするため、比較的難易度が低く、チャレンジしやすい距離です。


【オリンピックディスタンス】合計51.5km
スイム1.5km バイク40km ラン10km

ショートディスタンス、スタンダードディスタンスとも呼ばれ、トライアスロンの中で最も一般的かつ大会数も多い距離です。オリンピックはこちらの距離で行われます。


【ミドルディスタンス】合計102.5km
スイム2.5km 80km ラン20km

国際トライアスロン連合(ITU)の定めた規格によると上記の距離ですが、ミドルディスタンスは大会によって距離が異なるのが特徴です。
オリンピックディスタンスの約2倍程度と思っておくといいでしょう。


【ロングディスタンス】154km
スイム4km バイク120km ラン30km

ロングディスタンスもミドルと同様にITUの規格では上記の距離ですが、ランについてはほとんどの大会で42.195km(フルマラソン)となります。バイクも距離が様々です。
競技時間は10時間以上になるため、興味だけで走り切れる距離ではなく、危険も伴います。
しっかりと準備、練習をして臨まなくてはなりません。


【アイアンマンディスタンス】225.995km
スイム3.8km バイク180km ラン42.195km

これぞトライアスロンの最高峰!!世界一過酷と言われながら、多くのトライアスリートから「一生のうち一度は!」と憧れを集めるのが、こちら。制限時間17時間以内に完走できればアイアンマンの称号が与えられます。アイアンマン世界選手権大会はトライアスロンの聖地であるハワイ島コナで行われ、このハワイでの本戦への出場権は、世界で行われる予選会で上位に入賞することで得ることができるのです。

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皆さんはどのレースがお好みですか?

やはり、いつかはアイアンマン!そう思う方や、オリンピックディスタンスでタイムを縮めたい!と日々トレーニングに励んでいる方もいるかと思います。

「全ての完走者が勝者である!」

トライアスロンでは、よくこの言葉を聞きますが、私はこのマインドがとても好きです。レース中に苦しそうな選手がいたら声を掛け合ったり、バイクトラブルで動けなくなってしまったら、余裕のある人が手を差し伸べてくれる。

人生と似ているな、と思うのです。

私も技術と知識を手に入れて、いつかその時が来るまで少しずつ余裕を持っていたいと思います。

これまでお伝えしたレースの他にも、最も短い距離であるスーパースプリントや、アイアンマンの半分の距離で行うアイアンマン70.3など、様々な大会があります。
ご自身の体力やトレーニング状況を考慮して、無理のない距離で安全にトライアスロンを楽しんでいきましょう!!


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