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憑依体験

テレビからの憑依

2022年5月テレビで朝のニュースを見ているときに、ある方の死亡ニュースを情報番組で流れていたのを1人で見ていた時のことです。

不意に私の中に私以外の誰かの想念が入り込んできました。

「死にたい」

その強い思いに引っ張られそうになり、

「これはひとりでいるとまずい」

直感的にそう感じ、助けを求めに近所に住む友人のところに駆け込みました。

友人と話している間、死への衝動を止められず、 涙を流し、必死で抗いましたが、コントロールが効きません。

友人と別れた後にもその想念はどんどん強くなっていきました。

午後になって、また一人になった時、別な友人に電話をしました。

そうやって誰かとつながっている時間を過ごさないといられないくらいの

「強い強い死への願望」

「死にたいけど一人では嫌、一緒に死のう。」

そんな思いを読み取りました。

その後2、3日そのような状態で常に誰かと話していたり、そばにいてもらいました。

私に死ぬ意思がないことを理解したのか、私の中の想念は諦めて出て行ってくれました。

実は、以前ある霊能者の先生にお世話になっていたことがあり、その際に教えてもらった内容を思い出しました。

そのエピソードとは、福岡県で以前飲酒運転に巻き込まれて幼い子供3人とお母さんが橋から転落して亡くなったニュースを先生がテレビで見ていた時、亡くなった子供のたちがテレビ越しに助けて欲しくて先生の元に飛んできたというエピソードでした。

テレビからの憑依というのは映画貞子にもありますが、自分の身に起こった現実としてはあまりにも怖く、私には先生のような拒絶する能力もなく、ただただこの時何が起きてそうなったのか深く考えることもせずまた日常に戻りました。

あまりにも自分が無防備な状態だったと、今思うとそれが最初の憑依体験でした。

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