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動物はバグっている: ① サイ

はじめに

普段から感じていたことをマガジンにしてみようと思った。

現在生き残っている動物は、ことごとくバグっている。それについて完全な主観で書いていこうと思う。

だから学術的な事実とはかけ離れているおそれが充分にある。

なお、私は美術系の専門学校を出ているにもかかわらず絵が下手である。
私なりに努力して描いているが、見苦しい点はご容赦いただきたい。

サイ

サイを、よく見たことがおありだろうか?
私はなかった。
動物は主に「概念として」好きだが、動物園は好きではないので数える程度しか行ったことがない。

サイは、猫とは異なりその辺をウロウロしていない。おそらく日本にも分布してはいまい。
多分アフリカにいるんだろう。
したがってサイをよく見るには、テレビか、ネットか、動物園か、図鑑か。
大きくはそのいずれかに限られるのではないだろうか。

サイのことは今まで気にしたことがなかったが、何かの番組でココリコの田中が「サイが好き」と言っていたのを聞いて、急に気になり始めた。
ことわるほどのことでもないが、特にココリコ田中ファンではない。

しかし「好きな動物としてサイを挙げる」という人を初めて目にして、急にサイに注目し始めたというわけだ。
ただやはりココリコ田中のファンではなかったので、意識だけ「サイか・・・」と思うのみにとどまり、サイについて調べたり、画像検索したりするという行動には至らなかった。

ある日、サイがテレビに映っていたのをチラッと目撃した。
「サイか・・・」と、微妙に注目していた私はそのままサイを見ることにして、初めて「シルエットとしてボンヤリ記憶しているサイ」とは異なる、ありのままのサイを認識した。
そして衝撃を受けた。


目の位置が下すぎる・・・!!


合っているのか? あの目の位置は合っているのだろうか?


何を基準に「合っている」のかというと、馬である。
馬もその辺をウロウロしてはいないが、サイよりは映画や写真などでもよく見かけるし、第一私は馬が好きだ。
だから馬はサイとは異なり、「薄ボンヤリしたシルエット」のみの印象ではない。きちんと目の位置もわかる。

あ、キャプション入れられるから雑な字で「馬」って書く必要ないんだ


耳の下にすぐ目がある。これが「馬の目のポジション」である。
サイは違う。だいぶ違う。


耳からだいぶ目が離れているサイ


上記のサイの目の位置はまだマシな方が気がする。
しかし思っていたより顔の重心が下に集まっているし、あの膨れあがったツノはなんだろう。どうしてあんなにツノが大きくなったんだろう。
それと共に目の位置も下がったのだろうか。
顔が引力に負けた結果、淘汰されずに済んだというのか。


サイという、馬とは異なる動物を馬基準で比較して「目の位置が下すぎる」などというのは、大変失礼でナンセンスな話だというのは理解している。
より納得するために「馬の目の位置に引き寄せたバージョン」も描いてみた。

馬の目の位置まで目をリフトアップ


うん、違う。
これはサイではない。
鼻の下が長いタイプの人の顔みたいだ。

しかし、他にも Google 画像検索していると、やっぱり「バグっているのでは」という画像に出くわした。


これは私の知っているサイ?


どうだろう。生き物というよりは、石の置物のような。
なんか、不便そうだなー、生活が。
どうかなー。サイに生まれ変わるの、どうかなー。ちょっと、考えちゃうなー、みたいな。


「合ってる?」

感がやはり拭えないのである。

時間 & 興味がある方はぜひサイを画像検索してみてほしい。私と似た感覚を抱く人がいるはずだ。



それなら馬はバグっていないのか、というのはまだわからない。
馬が好きな贔屓目もあるかもしれないが、馬は比較的まともなように思える。

ヒトもバグっていると思っているので、そのうちまとまったら書こうと思う。
ヒトは第一ツルツルなのがよくわからない。

しかしやはり第 1 回目はサイがふさわしいのではないか。
この記事を書くために、犀という字を憶えてみた。と思ったら、牛の縦棒? は突き抜けていないのか。間違った。


室生犀星のせいで、「犀星」という言葉があり、それは星屑のことをさすのだと思っていた。
だから「犀」はこまごましたものを表すのだと思っていた。

ところが地元の犀川が由来らしいのだ。
そして動物のサイもこの字だと知り驚いた。確かに漢字の中に「牛」が入っているから、動物の名前でもおかしくない。


ココリコ田中が「サイが好き」だとテレビで言うだけで、note の記事が 1 つできるなんて、まるで風が吹けば桶屋が儲かる的な話だ。

この記事を私が書いたことによって、ニューヨークで嵐は起こるだろうか。

いただきましたサポート費は、面白い素材の購入費に充てさせていただければと思います。 ご支援誠にありがとうございます (^^)