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さみしさを愛す|音楽

さみしい文章を書いているとき、自分は最も輝いているような気がする。
さみしい気持ちになるとき、もっとも自分の本音と向き合えている感触がする。

たとえば、飲み会の帰り道、皆と別れてひとり帰路に着く。
その瞬間、少し鼻歌を歌う。
距離がある程度離れると、本格的に、大きな声で歌う。誰に聴かせるためでもない、自分ひとりのワンマン・ライブを続ける。通行人の気配に配慮しながら。

「騒がしい会場」があるのは、ひとりで帰るさみしさを味わうためとすら思えてくる。
自分はひとりなのだと思う時、同時に、心の底から自由を感じる。

願わくばその瞬間、たったひとりの友人が横にいたらいい。
そういう贅沢な妄想を、よくする。

人と一緒にいる勇気など無いのに、ひとりっきりになる勇気だけがある。
それは「勇気」とかいうよりも、「興奮」なのだ。
「わたしはひとり」なのだと、ことあるごとに、まざまざ、感じたい。
それによって、他者の温もりに触れたとき、いつも鮮烈に感動したい。


🌻さみしさが愛おしくなる

不協和音なイントロ、まどろむようなbpm、ささやくようなボーカルコーラス
こんなにも甘いメロディが、この世にはある。

Soraya 、ライブに行ってみたいな。


よるのはなうた