始動します。

このアカウントを作ったものの、なかなか着手せずにいましたが、本日より少しずつやっていきます。
まずは、プライベートを主とした懐かしい写真から。実家のボロボロのアルバムに収められた写真が意外にも保存状態が良いのは、恐らくマメな母のおかげでしょう。
1枚目に選んだのは、1973年ごろ(75年かも?)の父と私。当時住んでいた千葉県習志野市のマンションの居間にて。バックに写るのは、入居の際特注で造りつけてもらった壁一面に聳える書棚です。子供の頃、ソファに寝転んでこの書棚に並ぶ本の名前を読んでいくのが好きでした。読めない漢字は飛ばしたり、時にはデタラメに言葉を当てはめるのも楽しいものでした。今でも記憶にある書名は『食人国旅行記』『自動巻時計の一日』『湯たんぽにビールを入れて』『試みの岸辺』など。試み、という字は読めなくて「ためみ」でしたが。
父はこの居間に編集者や友人を招いては深夜まで酒を飲んで、客人は大抵終電を逃す。もてなし料理をさんざん作り、後片付けもままならぬ中、タクシーを探しに通りまで出て行く母は大変だったと思います。宴の最後はオペラのレコードを大音量でかけて、まず、かけられる迷惑は全てやり尽くす、それがオレ!無邪気という諸刃の刃の達人でしたね。



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