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高齢者とスマホ

少しでも早いうちに、スマホに慣れておいた方がいいなあ、とつくづく思った。

昨日は72歳のおねえさまの要請で、オンラインでビジネスホテルの予約をしたいんだけど、うまくいかない、というので出動。前回、じゃらんの登録をしていたので、その記録を見ながら、ログインしてお目当てのホテルを見つけ、予約してカード情報まで入れたのに、そこから先に進まない、という。見ると、わずかにチェックインの時間を指定し忘れていただけで、ほぼ一人で手続きできていた。天晴れ!

家では、77歳の義父が、使い始めて半年ほどのスマホで、先日導入した光回線のアンケート送信に奮闘していた。スマホに触るのもおっかなびっくり、普段から余程なことがあなければ触ろうとせず、メールも100件以上溜まっている模様。うまくタッチできずに、シュッと指が滑ってホーム画面に切り替わってしまう。アンケートはネット回答のみ受け付けます、回答した方に二万円の商品券プレゼント、というので、手伝いながらなんとかやりおおせたけれども、こりゃ一人ではネット回答はできんなあ、というのが感想だった。

義父には、数年前から何度も、スマホにしたら、と勧めていたが、携帯で充分、となかなか変えなかった。同年代の仲間が次々スマホになり、LINEを使うようになって、こりゃいかん、とようやく持つようになったけれども、年齢的にも新しいことを覚えるのは一苦労。まず、触るということからハードルが高いようだ。

私の周りのおねえさん達は、数年前から、よくわからないけどやってみるわ、とエイヤッと切り替えた。70代後半の方も多い。LINEしかわからないわ、写真撮っても転送とかできないわ、と言いながらも、面白がって触ったり、間違って恥をかいたりしながら、どんどんと使い慣れていき、自分ひとりではできない、と思っていたこともできるようになっていく。

人生の中で、今日が一番若い日、という言葉がある。今更、もう新しいことはいいよ、というのではなく、新しいことを始めるなら、一番若い今だ!と飛び込むことは大事だな、とつくづく思う。

義父も負けず嫌いだ。私が部屋を出ると、コソッと孫娘に「ちょっとやり方教えてくれ」と訊いている。遅咲きではあるけれども、義父にとってはいまが一番若い日。プライドを傷つけないように、できた!と楽しくなれるように、コソッとサポートしていこうと思う。

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