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FF16クリア感想:FF16は良作だが流行らなそう

FF16クリアしました。

楽しかったです!
 
プレイ時間:43時間
◯全てのサブクエクリア
◯全てのリスキーモブ討伐

 
このゲームを一言で表すと
 
「FFを愛している人が作ったFF」
 
です。
 
この「〇〇を愛している人が作った〇〇」というパターンは良作になるが商業的に上手く行かないパターンが多い。

制作者側は意識していないと思うが訴求相手が絞られているように感じた。
  
「良いものが正しく評価されない」の典型になりそうで非常に惜しい。

実際にプレイすれば楽しいと思ってくれる人は多いと思うが一般層には敷居が高いかもしれない。
 
最近は特にそうだが「良いもの」よりも「誰もが理解できるもの」の方が商業的に上手く行く。
 
FF16はそういった意味で全然媚びてないので、商業的には上手く行かないと思う。
 
特に現代の様なSNSで多くの人が意見を交わし合う世の中では、その傾向は顕著だろう。
 
インフルエンサーに「つまらない」とか言われてしまったら、その意見に流されて避けられてしまうなんて結果になりやすい作品なのかなと思いました。
 
批判的な意見として「戦闘システムがFFじゃない!」「後半のシナリオがつまらん!」「サブクエが怠い」「自由に走れない」といったものがあります。
 
確かにその側面はあるが、それでも私はやって良かったと思っている。
 
その理由と感想を書いていくが、私はゲーム好きではありますがゲーム業界の人間ではないため、知識が足りず、技術的に無理だったり、予算がかかりすぎてしまうことを書いてしまうかもしれない。
 
ご容赦いただきたい。
 
もしよろしければ「〇〇だからそれは叶わない」とか教えてくれると助かります。

《惜しいと思った点》

■もっと鍛冶屋を活用してほしかった


フィールドで拾う、モンスターを倒す、サブクエをクリアする、リスキーモブを討伐する等で手に入る素材は武器や防具を作るのに使うのだが、コレが少い。
 
装備の種類を増やすことが難しいのであれば、強化レベルを+2ではなく+5くらいにしてくれれば、戦闘やフィールド探索にもう少し力が入ったのではないでしょうか?
 
戦闘がアクションなのでレベルより武器や防具が充実していた方が戦闘を繰り返し行う意味が出て飽きが来ないのでは?と思いました。

■没入感のために最初から難易度を選ばせて欲しかった


FF16の戦闘は最初から最後まで温い。
 
つまらない訳では無いが「何回も失敗し倒すために試行錯誤を繰り返した」という敵がリスキーモブ、ラスボス含めて皆無。
 
勝てるパターンとスキルが見つかればほぼ全ての敵に有効というのはちょっとRPGしても、アクションゲームとしても物足りない。
 
戦闘もストーリーの一部なのがRPGなのでストーリーの中で簡単に倒せてしまうと萎えます。エンドコンテンツで難易度を上げることができても、既にストーリーがわかっている中で行う戦闘では敵が強くても盛り上がりに欠けてしまう。

■一本道のシナリオならサブクエの一部をメインシナリオに昇格させてもよかった


サブクエによって退屈なものがあった。後半になってやっと「全部拾っておいてよかったな」となるが、そこ迄到達するのがしんどいのでコンプリートせずクリアしてしまう人も出てくるのではないだろうか?

メインシナリオはそんなに長くないので、サブクエの一部(例えばジョシュアとかミドとか)をメインクエストに取り入れ、メインシナリオを長くしても良かった。
 

■エンディングが‥


 何かあるのだと信じたい。
 
DLC待ってます。

《良いと思った点》
 
■戦闘アクションの派手さと幅広さ


戦闘はスピーディで派手で爽快感がある。
 
雑魚戦は時間がかからずあっという間に終わり、ボス戦はそこそこという良いバランス。
 
スキルとアクセサリを組み合わせる事で様々な戦い方ができ”性能を度外視すれば”組み合わせの数はかなり多い。
 
カウンターを入れたり、ゲージを溜めて一気にダメージを与えたり、周囲の敵を一気に殲滅したり、戦う相手によって戦術を変えることができる。
 
手放しで最高とは言わないが面白いと思う。

■FFらしくない前半と王道FFな後半


 ストーリーは賛否両論あるようだが「序盤は面白かったが後半になるにつれつまらなくなる」という意見を言う人の気持は解る。
 
確かに前半はFFらしくなかった。
 
私も前半のほうが好きだ。
 
ただ後半はつまらないか?というと別につまらないという程ではない。
 
前半が良すぎただけだ。
 
後半の内容は「相対的にはつまらないが、絶対的につまらない訳ではない」といったところだろうか。
 
後半のストーリーは「王道FF」である。
 
過去作で例えるとFF2みたいな感じだろうか?
 
国家間の話がいつの間にか世界を救う話になっている的な。
 
私は「王道FF」嫌いではないので楽しめました。
 
特にラスボス戦は過去作をやっていれば盛り上がるポイントがありテンション上がりました。
 
制作者に「ありがとう」と言いたい。

■音楽と演出


 まるで映画の様である。
 
「ムービーが長いゲームは嫌だ」という人でなければFFファンもファンでなかったとしても場面やセリフにあったBGMが流れるたびに感動を覚えるだろう。
 
FF16はゲームというよりアートといったほうが適切かもしれないですね。
 
 
この通り万人受けするような作品ではないですがシナリオに関してはFF1~6をやっている人ならすんなり受け入れられる内容なのではないでしょうか?
 
物凄くFFしてたので、FF16に関しては、シナリオはそのままで、アイテムや武器を増やし、ドット絵、コマンドバトルでやりたいなと思いました。
 
 
ではでは

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