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【夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVER】2020年の復讐のお話。

2020年の復讐を完了したお話。

「LAWSON presents 夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVER 群馬公演」に参加しました。
ライブの感想というより私の感情の話です。よろしくお願いします。


■はじめに

そもそも夏川さんのライブに参加するのは今回が初めてでした。プロポのときは知り合いからチケットを譲ってもらったけれど結局都合が合わなくてジャー、Pre 2ndは抽選落ちて拾うのもめんどくさかったから在宅。
今回は今回でPortal Square先行で当選してたのにも関わらずめんどくさくなって支払いジャー。最終的に人生上手くいかなすぎてイライラしたので、417の日に一般でなんとなくチケットをとったらしいです。全くもって意味がわからないね。

まあそれはそれとして、夏川椎菜さんのライブには常々参加したいと思っていたのでやっと来たという感じでした。


■ライブ感想

たーーーーーのしかった。夏川椎菜さん、すげえ。何曲か感想置いときます。

M1:烏合讃歌

楽しい曲でした。
夏川さんの現場始めてだったので様子見も兼ねて1曲目は着席してたんですけど既に椅子破壊しそうでした。2曲目で速攻立ちましたね。始めから起立しとけって話ですけど。

M2:ハレノバテイクオーバー

やーーーーー、これなんですよ。
聞きたかった曲の1つなんですけどまあ楽しい。やっぱこの曲いいなあと思いました。
夏川さんに関してそれほど詳しくないのであれですけど、やっぱりこの曲あってのMAKEOVERなんだなと思いましたね。
夏川椎菜さんだから歌える曲だし夏川椎菜さんが歌うから突き刺さる曲だなと思います。まじで好きです。

M5:アンチテーゼ

これを聞くために来ました。ありがとうございました。

M6:ステテクレバー

今日の楽しかった大賞です。受賞おめでとうございます。
歌詞がめちゃくちゃ好きなんですよね。メロディーも好きですけどね。バカ強いです。跳びたかった所でしっかり跳べたので気持ちよかった(照)
アンチテーゼ→ステテクレバーが好きすぎて普通に汗かきました。夏川さんも触れてたけど今日暑かったね〜。

M11:ワルモノウィル

これこれこれ〜!と一人で多動。
この曲、MVが異様なほど好きだし曲も大好きなのでやっと回収できてマスクの下の顔がやばいことになってました。
勝手なイメージですけど夏川さんってこういうダークみたいなやつが似合いますよね。黒いシックな衣装でこの曲を歌う夏川椎菜さんが見てみたいです。
というかこの曲ライブで伸びすぎでしょ。元々好きな曲なのにライブでこんだけのパフォーマンスされたらまじで頭おかしくなる。まじで素晴らしい。

M12:グレープフルーツムーン

普通に高まりました。これずっと聞きたかったんですよね。神。

M13:ミザントロープ

コンポジットの中で一番突き刺さった楽曲です。
「誰かの希望になれなくてごめんなさい」が痛いです。ライトの演出含めめちゃくちゃ好きでした。夏川さんの歌声とひよこ労働組合の皆さまの演奏を全身で受け取りました。沁みました。本当にありがとうございました。

M18:クラクトリトルプライド

この曲も夏川椎菜さんだから歌える曲。
夏川さんの生き方が好きです。めちゃくちゃ楽しかった。ありがとうございます。

en3:ハレノバテイクオーバー

言うことなし!ありがとうMAKEOVER!


■2020年の復讐

夏川さんのライブに行く行く詐欺をし続けてきた私ですが、今回初めて足を運んだ経緯として「2020年の復讐」を完了するというテーマがありました。

2020年、全てを奪われた年でした。
今もなお世界を揺るがすあの憎き流行り病の悲劇が始まった年。
「TrySail 5th Anniversary Live "Go For a Sail"」も、「Inori Minase LIVE TOUR 2021 We Are Now」も、「朱演2020 手つかずの明日」も、全てが奪われました。
先が見えませんでした。

誰も悪くない、そんなこと知ってるよ。
だからこそ辛かった。
この怒りを苦しみを悲しみをどこにぶつければいいのかわからなかった。
そんなとき救ってくれたのが夏川大先生のスーパーボール講座だった。

どんなご時世だろうが、
嬉しいもんは嬉しいし、
悲しいもんは悲しいんだ!!!!
何かに遠慮して、それこそ自粛的に〝フラット〟でいようとするのは不健康だっ!!!!

このブログにひどく救われたのを覚えています。
なんなら今でも定期的に読み返すしずっと心に抱えている言葉です。
嬉しいもんは嬉しいし、悲しいもんは悲しいんですよ。

この頃世界は本当に不安定で、つらいことを「つらい」と言うだけで「そんなのみんな同じだ」とか「不謹慎だ」とか言われかねない世の中でした。
行く予定だったイベントやライブが軒並み中止、良くて延期。あの時の感覚は何度経験しても慣れるもんじゃありません。

前々から夏川さんの生き方だったり考え方だったり言葉選びだったりが好きだったのですが、この一件を通して更に凄い人だなと思うようになりました。

夏川椎菜さんの生き方がとても好きです。勝手に夏川大先生と呼んでいます。

そんなつらいことだらけだった2020年を夏川椎菜さんに救われた出来事がもう一つあります。
それは2020年9月9日にリリースされた夏川椎菜さんの4thシングル『アンチテーゼ』でした。

衝撃でしたね。
シンプルに曲が強い。けどそれだけじゃない。
ここまで尖った曲を歌えるのは夏川椎菜だからなんだと納得せざるをえない。それくらい強大な力を持った曲でした。

この状況下で世界への復讐を掲げ声を上げた夏川椎菜さんに最大限の敬意を表します。どうしてこの音楽が一定の人にしか届かないのだろうと本気で思いました。世界ははやく夏川椎菜と出会ってくれ。

この曲に関するインタビューだとファミ通さんのが好きです。

できなくなってしまったライブやイベントやプロモーションの分の復讐という気持ちで、いまはなんとか耐えているというか。「いつか絶対に復讐してやるぞ!」という気持ちが、 いまの私の原動力ですね。(中略)またライブができるようになったら、そういう方たちを巻き込んで、 楽しい復讐ができたらいいなって思います。 ウイルスに復讐するくらいの勢いで、 ライブを実施したいです。

復讐という言葉を選ぶセンス、大好きです。
彼女の言葉をお借りして私は今ここにいます。

そもそもの話、私は夏川椎菜さんの現場を主としている人間ではありません。というかライブに関わらず夏川さん単独の現場に行ったことって多分無かったと思います。

2020年の苦しさ、そのほとんどは「Inori Minase LIVE TOUR 2020 We Are Now」の中止に関わるものでした。
これに関しては「Inori Minase LIVE TOUR 2021 HELLO HORIZON」と「いのりまち町民集会2021 おかわり」の中で自分なりにケリはついています。文字通り全てが報われたのでもう亡霊にしがみつくことはないと思います。

だからこそ最後にもう一段階必要だと思いました。
世界を脅かす流行り病に、何もできなかったあの頃の自分に、中指を立て別れを告げる場所が必要だと。
それができるのはこの「夏川椎菜 2nd Live Tour 2022 MAKEOVER 」しかない。
もがいて生きること、誰かを傷つけない尖り。2020年を這いつくばりながらも生きることができたのは夏川椎菜さんのおかげでもあります。
だからきちんと、私は私の復讐をしようと思いました。


■復讐を終えて

色々とスッキリしてます。
思っていたよりもずっとあっさりした別れでした。
今日という日がまじで楽しかったし、2020年に想いを馳せる暇なんて無かったです。でもそれで良かった。過去の清算なんかじゃなく、今を今として楽しめたので満足でした。

というよりもひたすらに夏川椎菜さんの凄さを痛感したライブでした。
なんかうまく言葉にできないですね。
当然なんですけど、夏川椎菜さんにしかできないライブでした。彼女と作るライブという場、私は好きだなと思いました。

リピーターがかなり多いみたいですけどそれも納得。通えば通うほど味が出てきて楽しいんでしょうね夏川さんのライブって。
中途半端に1公演参加するくらいなら全通したほうが絶対楽しいなと思いました。というか1公演だと本当の意味で楽しむには時間が足りなすぎるでしょ。
さすがにそこまでのやる気はないのでしばらくはお休みですが、また機会があったら遊びに行きたいなと思いました。

あともう一つ。
夏川さんは自分のことをよくクソザコナメクジって称しますよね。
確かにナメクジかもしれないしクソザコかもしれない。でも夏川椎菜は強いな、と私はこの公演中何度も思いました。

完全無欠のスーパーヒーローではない。
だけど夏川椎菜は夏川椎菜である限り最強なんだと思います。

やっぱり私は一人の人間として夏川椎菜さんが好きだなと思いました。好きというよりも尊敬、ですかね。まじでかっこいいなって思います。
クソザコナメクジでも自分のやりたいことをやりたいようにやる、そんな生き方サイコーにかっこいいじゃないですか。
夏川椎菜さんはまじですごいっすよ。世界ははやく夏川椎菜さんと出会ってください、まじで。


■終わりに

色々と勉強になったライブでした。
改めて自分にとってライブとは?を見つけられたライブでもありましたね。

夏川さんも労働組合の皆さんも群の方々も全力でライブを楽しんでいるので、見ているだけでも楽しいです。夏川椎菜さんのライブ、大好きな空間だなあと思いました。

直近に行ったライブが大人しくペンライト振ってないとお気持ち表明されるような界隈だったので色々とストレス溜まってました。素手しか勝たんね。


まじでめちゃくちゃ楽しかったですありがとう夏川椎菜さん!またいつか!