台所

改築よりずっと前の、西北のあのいつも薄暗い場所。
落ち着く場所なのか、ひとりになれる場所なのか、逃げ込む場所なのか、護られた場所なのか
ずっとわからないけれど、解決したくないことが起きるといつだって黙って引きこもるあの場所。
でも私はお手伝いをしないなんて許されないから、息を殺してあっちとこっちを出入りしていたこと、どちらも刺激しないように気をつけて気をつけて。
怖いのに怖いと言ってはいけないと思ってたのをどうやってすくってあげようか

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