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うつになりやすい“環境”からはダッシュで逃げよう

こんばんは、tomoです。
(noteをはじめたきっかけに
ついての記事はコチラ↓)

突然ですが、あなたは
うつや統合失調になりやすくなる
“環境”があることを知っていますか?


その環境というのが、

「理不尽が続く環境」

です。

どんなものかと言うと、
自分がどんな選択をしても
自分に不利な状況が続く環境
で、

このような状況を
“ダブルバインド(=二重拘束)”
と呼びます。

ダブルバインドが続くと精神疾患に?

もしかしたら、
「理不尽な環境はどこにでもある」
と思われるかもしれませんが、
この状況のどこが、うつや統合失調に
つながりやすくなるのかと言うと、

・どちらを選択しても自分に
ストレスがかかり続けることで、
判断能力が奪われていってしまう
=思考停止状態になる

・判断能力が低下して、相手に
従うしかない状況になる事で、
さらに精神的に追い詰められる
=精神疾患につながりやすくなる

ということなのです。

そして、実は
このダブルバインドは意外と
身近にあるのに、精神的に
追い詰められてしまうまで
その状況に気付かない人が
とても多いのです。
(私も経験した事があります...)

なので、この記事を読むことで、
精神的に追い詰められて
しまう方を少なくするために、

どんな環境にダブルバインドが
存在しやすいのか、具体的に
説明してみたいと思います。

ダブルバインドの具体例

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<具体例1>

親が子どもに
「好きなものを選んできていいよ」
と言ったのに、
「それはダメ、こっちにしなさい」
と否定をする。

⇒これ、よくあるシーンのようにも
見えますよね。でも実はこの行動は、
子どもに選択権を与えている
ように見えて、裏では
「親の思い通りの行動をさせる」
という無意識のやりとりがあるんです。
(親の側も気付いていない事が多いです)

<具体例2>

怒られた子どもが部屋に
閉じこもった時に、親が
「もう怒ってないから出てきなさい」
と言ったのに、表情や態度は
まだものすごく怒っている。

⇒親の言っている事と態度が違うと、
子どもはどうしたら良いのかわからず、
次第に親の顔色(=人の顔色)
うかがって過ごすようになります。

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<具体例1>

先生が生徒に
「なんでも分からない事は聞きなさい」
と言ったのに、質問すると
「それくらい自分で調べなさい」
と怒る。

<具体例2>

先生が日頃から
「自分で考える事が大切だ」
と教えていたのに、
「いいから先生の言う事を聞きなさい」
と生徒に怒る。

⇒生徒に教えている事に対して
先生が矛盾した態度をとる事で
生徒は何が正しいのかの
判断ができなくなります。

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<具体例1>

上司が部下に
「それくらい自分で考えろ」
と言ったのに、
「どうして勝手な判断をしたんだ!」
と怒る。

<具体例2>

部下がミスをして
「なんでこんなミスが起きたか報告して」
と理由をたずねたのに
「そんな言い訳ばっかりするな」
と怒る。

⇒これも“あるある”かもしれませんね。
上司が部下に主体性を求める一方で
自分に従う事を求めたり、
報告を求める一方で、報告に対して
責めるなどの、正反対な
コミュニケーションをとる事は
ダブルバインドの典型例
です。

こういう上司も、かなり
付き合いづらいですよね。

こんなコミュニケーションが
続くと、部下は上司に委縮したり、
本来の実力が発揮できなくなって
仕事でのミスが目立つ
ようになり
負のループにはまってしまいます。

もしかしたら、あなたも同じような
状況を経験した事ないでしょうか?

ちなみに、私の場合は
親と上司からダブルバインドを
受けた経験がありますが、当時は
こういった知識がなかったので、

「自分がダメなんだ...」
自分を責め続けて、最終的には
うつ状態になってしまいました。
(もっと早く知っていればすぐに
対処できたかも...と思います)

このように、ダブルバインドは
ほんとに身近に存在しています。
でも、なぜこういう環境にいるのに
なかなか自分でも気付きにくいのかと
言うと、次のような原因があります。

なんでダブルバインドは気付きにくいの?

1.すぐには悪影響が出ないから
⇒このダブルバインドによる影響って、
すぐに出るわけではなくて、
こうした矛盾したコミュニケーションが
日常的に続いていく事で少しずつ
判断力が鈍ったり、混乱しやすく
なったりします。

そして、本人が「何かがおかしい...」と
自覚する頃には、もうすでに精神的に
異常をきたしている場合が多いのです。

2.責任が転嫁されやすいから
⇒さっきの具体例を見ていただくと
分かりやすいですが、ダブルバインドは
上下関係(主従関係)がある状況で
起こりやすくなります。

なので、相手が矛盾した発言を
していても、それを言われた側は
立場が弱いので、逆らいにくい
関係にあるんです。

そして、ダブルバインドによって
引き起こされる判断力の低下や
パフォーマンスの低下、自信喪失も、
結果的には受け手側の責任として
扱われやすくなってしまいます。

3.相手も無意識の場合が多いから
⇒ダブルバインドをしている側には、
「相手をコントロールしたい」などの
裏メッセージがありますが、
実は、当事者自身もそれを無意識で
している事がほとんどなのです。
(これがとてもやっかいですね~
指摘するのは相手には逆効果です...)

いくつか具体例をお話しましたが
いかがでしたか?

もしも、今いる環境にダブルバインドの
心当たりがあったり、これからそのような
環境に身を置く事になってしまったら、

積極的に相手との距離を置いたり、
その環境から逃げていただく事を
おすすめします。
(逃げるのは悪いことではありません)

このようなコミュニケーションに
あなた自身が気付けるようになる
だけでも、自分の心を守りやすく
なっていきます☆

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