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【STARTEND】

2022・4・17 V最協決定戦 S4 が開催。

HOLOLIVEからは大会常連の常闇トワ(以下 トワ様)に加え
初参加の星街すいせい(すいちゃん)とソロマスターを達成した、港あくあ(以下 あくたん)がチームとして参戦。

チーム名の"Startend"は、大会に出るのは最初で最後と言うあくたんの言葉をもとに、STARTとENDを組み合わせたものとなっている。
実は他にも最初の三文字であるSTAがSuisei Towa Aquaの頭文字、とか。
STARは星を意味する、とか。色々と考察があるようだが、本人たちがそれを意図しているかは謎である。

大会が始まる前から、あくたんの参戦に湧いた。
ソロでマスターを達成するというのは、本当に難しい事であり
誰もが簡単に出来るものではないのである。
最初で最後と言えども、その実力を引っ提げての参戦には、誰もが期待をした。

一方で大会に初参加のすいちゃん。
実際の所、APEXをプレイしている印象はそこまでない。
周りの参加者たちもそう感じている方が多かったようで
参加者一覧に名前があってビックリした…との声もあったようだ。


さて、この三人でStartendを結成した訳だが
役割はどうなるのかが、非常に気になっていた。
と、いうのもあくたんはソロマス達成しているし実力は言わずもがな
しかし、ソロでやるのとチームで大会に挑むのは全くの別物なのである。

その原因の一つめは、仲間と意思疎通が取れる事。

野良でも出来るじゃん…と思うかもしれないが
VCを用いてしっかりと仲間内でほうれんそうが出来るのと、野良でVCを使わずピンなどで報告するのだけでは、雲泥の差がある。

二つめに、チーム(連携)プレイを求められる事。

意思疎通が取れるが故、これが足枷になる事もある。
更には長い間ソロでやってきたムーブが染みついてしまっている為に
咄嗟のシーンで連携が取れない事があるかもしれない。

個人的にはここがどうなるのか?と思っていた。

次にチームとしてどう動いていくのか指示(オーダー)する司令塔が必須。
立ち回りや安置予想、これは経験が多い方が有利なので
すいちゃんはまだ経験が浅いので、おそらくトワ様かあくたんがやる。

打ち合い、フィジカルにおいてはあくたん。
しかし大会を経験しているトワ様の方がオーダーには向いている様な気はしていた。

色々と試した結果、フィジカル強者のあくたんを割と自由に動かしつつ
トワ様がメインオーダーをして、あくたんもやりたい事をしっかりと伝えるダブルオーダー方式。そこに完全カバー型の後衛ですいちゃんを置くという感じになった。

ココで注目すべきはすいちゃんだ。
経験の浅い人間がダイヤ、マスターの人に付いていくのは非常に難しい。
ましてや大会初参加では尚更の事。
しかし彼女は個人でコーチを付けて、そこを補って仕上げてきた。
多少APEXをプレイしていたころの彼女の配信と、大会前のカスタムや本番の配信を見比べて欲しい。もうこれは別人なのである。

一方のあくたんは、カスタムでは圧倒的フィジカルを武器に敵を倒し
他参加者には「出会った瞬間に轢き殺された」と言わしめた。
その反面、ソロでの立ち回りが要所要所で見え隠れしてしまい
トワ様に手綱を取られるシーンもチラホラ。
しかし大会に近づくに連れて、そんなシーンも減っていった。

トワ様は大会常連であり、今まで数々のプロや上手いプレイヤーと一緒にやってきた経験は流石の一言。
動き回るあくたんの手綱を握りつつ、絶対に指示を実行してくれるすいちゃんに的確に指示を出していく。
極まってるとまで言われたジブラルタルの使い方は、もはや一級品。

カスタム最終日に見たStartendは、実に完成された良いチームだった。


そして大会本番。それぞれが期待と不安を抱えていただろう。

以下は観戦した自分個人的な感想である

初戦、二戦目と結果振るわず。
カスタムの勢いが出る前に、潰れてしまった。
これは事故。

三戦目、1チームを落とすも安置に恵まれずに動きが止まってしまう。
行き場が限られている中で向かった先に敵がおり、トワ様が奮闘するも惜しくも敗れてしまう。

四戦目。
初動のアイテムなどは良い方だが、今回も安置に恵まれず。
ヴァルキリーで飛ぶ判断をするも行き先に既に敵が陣取っており、再び行き場をなくしてしまい良い場所が取り切れずに、惜しくも落とされてしまう。

ラスト五戦目。
キルポイント上限なしなために、キルムーブ編成へ変更。
しかし今回も安置に恵まれず。移動を強いられる結果に。
2キルを取って進むも、既にポジション取りをしている敵にやられてしまう。

最終結果は16位。

本人たちはとても悔しいだろう。
安置に恵まれない感じに、カスタム練習を観ていたこちらも悔しかった。

チームとして非常に良い感じだっただけに、期待も高かっただろう。
だからこそなのか、チラホラと苦しい意見もあるようだ。
しかし、その言葉をかけるのは彼女達の頑張り全てを踏みにじる行為である事を忘れてはいけない。

最初で最後だからと言う理由で”Startend”なのだが
私はもう一度、彼女達三人で大会に出てくれないかと思っている。
そしたら是非また応援しよう。そして大いに楽しもう。

その時は、終わりは新たな始まり。
そういう意味の"Startend"として。
是非、また期待したい。

以上

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