身長・体重は? プロ野球12球団選手データであれこれ遊んでみた!

12球団選手データがおもしろい!

今、12球団選手データをあれこれいじって遊んでいる。
これがじつに面白くて、今まで知らなかったことを教えてくれる。

たとえば、こんなふうだ。

このランキングは高校だが、昨日は大学、社会人でも作成し某所で遊んだりした。(最下記に掲載しました)

各球団の編成が固まり、スポナビの選手データも今季に一新されたタイミングで、エクセルに12球団の選手名簿を入力するバカなこと試みた。

いや、例年パリーグは作成していたのです。しかし今年はセリーグも!と思いたったのだが、さすがに1000人近い選手の基本データを完成させる作業は、本当に骨が折れました(笑)

というわけで、今回は作成したデータをあれこれ加工した一部をご紹介できればと思います!

2022年 12球団の平均身長・平均体重

身長・体重から見えてる各球団の傾向

現在NPBに在籍する選手は総勢979人。(育成選手、外国人選手を含む)
その平均身長は179.9cm、平均体重は83.6kgである。

12球団で比較すると、身長1位の巨人から最下位の西武まで2.8cm差だ。体重も1位・広島と最下位・ヤクルトの差は3.5kgだった。

この差異をみなさんがどう感じるでしょうか?
個人的には少ない印象を持った。

というのは、昨年センバツ出場校の平均身長差は6.9cmだったから。1位・大阪桐蔭177.6cmと最下位・東播磨170.7cmの差はプロの倍以上だった。

やはり、日本球界の頂点にたどり着いた選手の一群は、バラつき少なく一定の範囲内に集まるということなのだろう。

それを踏まえて眺めてみると、12球団のざっくりとした傾向がおぼろげながらも見えてくる。

セ界の盟主・巨人は、投手も野手も大柄の選手を好む傾向にありそうだ。

実際、下で紹介する170cm未満選手15人の中に巨人の選手はゼロ。体重70kg未満の選手28人の中でも、増田大輝(172cm68kg)1人だけである。

ちなみに僕は、身長はある程度信用するが、体重はあまり信用していない。成人後、身長はほとんど変化しないが、体重は不摂生すれば短期間であっという間に別人になる。新人の体重が何年経っても選手名鑑に載ったままというケースもザラだからだ。

しばかわの本音

いっぽう、阪神は投手は大柄を好み、野手はやや軽量級を好む傾向と言えそうだ。

実際、体重95kg以上選手41人中、タイガースの選手は井上広大(188cm95kg)1人になっていた。そこにはどういう戦略があるのか?気になってしまう。

驚いたのは、最低身長の西武が体重でも思ったほど伸びなかったこと。

体重100kg超選手17人のうち、ライオンズは最多4人。中村剛也(175cm102kg)、山川穂高(176cm103kg)、渡部健人(176cm112kg)、中山誠吾(190cm100kg)と重量級そろい踏みだが、チーム全体では83.4kgとNPB平均値を若干下回るところに落ち着いている。

最低身長ランキング(170cm未満)

170cm未満の小っちゃい子一覧

170cm未満選手15人の一覧。
ソートをかけるのを忘れてしまいバラバラです。ご容赦ください。

ある共通点に気づく。

高卒からのプロ入りが少なく、社会人を経由するケースが多いことだ。

各球団とも、高校時点では当該選手の身体能力を測りかね、判断を先送りして指名を見送るケースが多いのかもしれない。

15人中、外野手は1人だけ。それも元々は内野手登録のオリックス・福田周平(167cm69kg)が外野コンバートされた例だけだった。

ということは、小兵選手には外野は不向きということなのかもしれない。内野ならいざしらず、広大なフィールドを長駆する外野手は、それだけ体力が必要とされる。あまりにも小柄すぎると、ガス欠リスクを危惧されるのだろう。

生年月日に注目すると、2月3月生まれはゼロ。早生まれも1/31生まれの中日・山本拓実(167cm71kg)までだった。

170cm未満の2月3月生まれがプロの門を叩くのは、体操競技でいえばG難度なのかもしれない。

ご存じのように・・・(続く)

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